駅のUI

仕事柄、街を歩いていると、このUIは素晴らしい!とか、このUIはイマイチ…、みたいに考えることが多い。

その中でも、駅は毎日使うので気になるところがたくさんある。

例えば、新宿駅のホーム。

降りた場所から、どちらにいけば目的の出口に出れるのか、なにも目印になく迷うことがよくある。

しばらく勘に頼って歩いてみて、案内板をみつけて「うわ、逆だ!」となってUターンすることもよくある。


それから、梅田駅やなんば駅のあたり。

線が違うけど名前が同じ駅がたくさんある。

これは、その場所を歩いている時のわかりにくさもあるけど、オンラインで検索する時や、オンラインで検索した情報を解釈する時にも「これは、いったいどの梅田駅のことだろうか…」という理解困難さを生んでいる。


もう少し難易度を上げると、改札内外のトイレの有無。

改札内のみにトイレがある駅、改札外のみにトイレがある駅、両方ある駅、改札近くにトイレがある駅、全然関係ないとこにトイレがある駅、様々だ。

色んなパターンがあるので、利用者は予想ができない。だから、毎回「いったいこの駅はどこにトイレがあるんだろうか」と考えて調べる必要がある。

こういうところは、統一されていると予想ができるのでより良いUIになる。多くのスマホ向けサイトが右上にメニューを引き出すボタンを置くのも、みんなが「そこにメニューのボタンがあるだろう」と予想できるようにするため。これと同じ話だ。


駅みたいなリアルなプロパティは、そう簡単に設計を変えられるものじゃないので色々難しいのだろうし、そもそも企業努力をさほどしなくてもやっていけるインフラ事業なので、変わっていくのにはすごく時間がかかるんだろうなぁ。


これは余談だけど、簡単・便利になったらいいなと思う反面、「知ってる人だけわかる」ことによって生まれるおもしろさみたいなものもあるよなとも思う。

そういう「ロジカルでない部分を、ロジカルに組み込む」というセンスは、これからの時代特に重要になっていくと思うから、大事にしたいなと思った。


今日の強くなるポイント

物語のつくりかたを学んでいる🤔

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