言葉の数は秘密の数
塾の自習室で勉強していた。
夜になり、集中力が切れたので、スマホだけ持って散歩に出かけることにした。
この時期の夜はとても寒い。歩いてるだけだと寒くて仕方がなかったから走ってあったかくなっていた。
走り疲れたので立ち止まってスマホを見ていた。
駅前にある塾だから、あまり暗くはなく、人も多い訳では無いが人っ子一人いない、ということもない。
しばらくすると、ふと、知らない言語が聞こえてきた。
声のした方に目をやると、外国人の男女が何やら話しながら私の目の前を通っていくところだった