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お客様の「好き」と似合わせはどうやって両立させるか

こんにちは。阿佐ヶ谷の似合わせ美容師ミレイです。


日頃、仕事でお客様のカットをする時、お客様の好みと似合わせをなるべく両立させたいと思いながら施術しています。


今回はこの2つを両立させるために私が日頃考えていることについて書いていこうと思います。

カウンセリングの時に美容師の私が知りたいと思っているお客様の情報は?

お客様の施術に入る時、ご希望のメニューを確認した後、私は必ず「今日はどんな風にしましょうか?」と質問させていただいています。


お客様によって色々な答え方があります。

「長さを鎖骨くらいまでに切りたい」「これから伸ばしていきたい」「長さはあまり変えたくないけれど量の調節をしたい」という風に、カットする長さや量を具体的に指定する方、

「有名人の〇〇さんの髪型」やヘアカタログの写真を見て具体的に髪型を指定する方、

「前下がりのボブスタイル」「タンバルモリ」「タッセルカット」などヘアスタイルの名前を挙げる方、

「若々しく」「軽く」「フワッとする感じ」などキーワードを挙げる方など。

これどの答えも、私にとっては必要な情報です。


また、好きな芸能人でも、好きなファッションでも、好きなランチでも、お客様の「好き」に関わることは何でも知りたいです。

逆に、「量が重いのは苦手」「軽すぎるのはまとまりづらい」「こういうスタイルは避けたい」って言う意見も、似合わせを考える時にとても参考になります。

好き嫌いという感覚をお客様に寄せることで、デザインのバランスを変えるようにしています。


それから、「今日、美容院に行こうと思ったのはどうしてなのか」理由も知りたいです。

「普段通りのメンテナンスでそれほど変えたくない」とか、「お出かけがあるから」、「気分転換にたくさん変えたい」など、お客様の気分で、仕上がりで似合うと感じるものも変わってくると思うからです。


お客様の「好き」がメインディッシュで「似合わせ」は調味料

お客様の「好き」がメインディッシュだとすると、「似合わせ」は調味料です。

「2センチカットする」と一言で表現できても、カットする方法は色々あり、例えば毛先をギザギザにカットしたり、真っ直ぐぱっつんにカットしたり、段を入れたり、これらの技術をお客様に合う方法で組み合わせるさじ加減で、似合わせを考えたヘアスタイルを創っていきます。

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カットはお客様あってこその技術なので、施術した自分だけが仕上がった髪型に満足している、というのは良い仕事とは言えません。

お客様とコミュニケーションを取りながら、お客様と一緒に、お客様に満足いただける似合わせヘアスタイルを作って行きたい、と日々思いながら施術を行っています。






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