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ROOM’s CIRCLE テーマ:デザイン|ゲスト:小森優美さん

ミラツクのメンバーシップ「ROOM」で展開する「ROOM’s Circle」。コミュニティ内外から素敵なゲストをお招きし、緩やかにお話を伺うオンラインの場です。人にフォーカスし、ゲストの魅力を通じて、ネットワークや繋がりを創造しています。
本日は2022年5月12日にお招きした小森優美さんの会をご紹介します。

本編|

|ゲスト|

社会起業家/エシカルファッションデザイナー 小森優美
草木染めシルクランジェリーブランド"Liv:ra(リブラ)”のデザイナーとして自身の自己表現を探求すると同時に、一般社団法人TSUNAGUでは「心の変容から起こる社会変革」をコンセプトに個人の心の変容から起こっていく本質的な社会変革を目指す実践的なラボを運営中。
幸せな感覚から生まれる直感的なインスピレーションに従って、プロダクトデザイン、システムデザイン、講義・講演など、エシカルファッションを軸に多分野で活動する。

|お話を伺ってみて|

小森さんの活動はプロダクトの販売から、ワークショップの運営、そして蚕を育てるまで非常に多岐に渡っていますが、そこに通底する自分自身も含めた世界全体の持続可能なあり方への意識がとてもよくわかるお話でした。
またLiv:raのビジネスモデルに関するお話では、草木染めのプロダクトのビジネスモデルという難題に対して思い描いたシステムのデザインをただ作るということではなく、何を大事にしたいかを持った上で進めていくことで最終的に今の形に行き着く過程をお聞きできました。
またセッション中にはこのような質問が挙げられました。

  • 小森さん自身が事業を行う中で自己変容したことはありますか?

これに対して小森さんからは

  • 自分が変わらざるを得ない状況に追いやられて変わっていった

  • 今の厳しい社会において自分の感情や大切にしたいものを押し殺して進めないといけないことが社会起業家によく起きるが、それは自分にはできなかった。

  • 自分の弱さが出てきた時に、友人に弱さや悲しさを共有することができた

  • それまではプロジェクトの中に自分の感情や弱さを入れることは、あり得ないことだと思っていたが、そこに向き合うことで自分が変容できた。

といったお答えをして下さりました。

小森さんのお話からは、今の社会の問題を見据えつつもその社会の中で活動せざるを得ないデザインが持つ矛盾の中で、それでも自分自身の大切にしていることをないがしろにしないという重要な姿勢を伺えました。
全編はぜひ動画からご覧ください!

|ご案内|

▶︎NPO法人ミラツクが運営するメンバーシップ「ROOM」はこちら
http://room.emerging-future.org/
▶︎NPO法人ミラツクが運営するメンバーシップ「ROOM」の背景と近況
https://note.com/miratuku/n/nd430ea674a7f
文責:奥田宥聡

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