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未来をつくるメンバーシップ「ROOM」はじまります

ミラツクでは、2020年8月より、未来をつくるための「場」を提供するメンバーシップ「ROOM」をスタートします。

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2008年にダイアログBARという渋谷の片隅のイタリアンカフェで始まった対話の場からはじまり、2011年にNPO法人として生まれたミラツクは、2020年12月にミラツクとしての10年を経ます。

ROOMは、10年を経てミラツクが次の10年に向けて立ち上げる新しい”既にある未来の可能性を実現する”ための取り組みです。

1. 未来をつくることは「世界と対話すること」

ROOMの構想を立ち上げた当初、まず最初に相談に行ったのがミラツクで長年に渡って理事をつとめてくださっているREADYFORの米良はるかさんでした。そして、もらったフィードバックを経て、企画の方向を大きく考え直し(要は、全くダメだった。笑)、考え直し、考え直し、考え直し、、、

そもそもミラツクって何なんだろうというところまで戻り、10年を振り返って生まれてきたことは、未来をつくるとは何なのかということ。

それは、1:世界からの問いに出会い、2:良質な知と共に探求し、3:世界に対して応答する、こと。そして、一言にすると「世界と対話すること」。

未来をつくることは、世界と対話をすること。ROOMは、オンラインサロンでも、オンラインメディアでもなく、世界と対話をするための知と場を提供するための仕組みと仕掛けです。

10年後に振り返った時に、ミラツクはちゃんと未来をつくるための仕組みを生み出せたか。そう問われた時を目指して、次の10年で取り組むこととして、ROOMを立ち上げました。

2. 世界と対話するための、もう1つの小さな世界

ところで、漫画「ドラゴンボール」に出てくる精神と時の部屋という、そこに入ると1年が1日に圧縮される空間があります(つまり、精神と時の部屋で1年間修行をしても現実世界で1日しか経っていない。ずるい!笑)。

ROOMがなぜROOMという名前なのか。

ROOMを構想しながら思い描いたものは、そこに入ると出てくる時には世界への関わり方が大きく変わっている、精神と時の部屋のようなもう1つの小さな世界のイメージでした。

時間をかけていいなら、世界との対話はじっくり取り組むことができます。でも、現実の世界は忙しく、多くの人は日々の時間の多くをそれぞれの取り組みに割いている現状があります。そして、そうした忙しい人たちほど、ROOMに参加してほしい。

では、ただの2つ目、3つ目の場ではなく、時間が圧縮されている場をつくるにはどうすればいいか。

ミラツクの運営者としての役割は、いかにROOMが時間が圧縮された場になるか、にあると考えています。

物理的に時間を圧縮することは出来ないけど、短い時間でも多大な価値につながる価値の圧縮であれば可能かもしれない。ROOMでは、そのための選択を積み上げたいと考えています。

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3. 「知」を活かし、未来をつくるための「場」を提供する

ミラツクでは、様々な方法で知の創出と共有を行ってきました。知には、暗黙知や実践知のような既にあるけどまだ文字になっていないものや、組み合わせによって生まれる集合知、結合知のように一押しの取り組みによって生み出されるものがあります。

そうした知を共有することを、これまでミラツクは、人が集まるフォーラムやシンポジウム、ワークショップなどの場に織り交ぜながら、人と人との相互作用の中に落とし込んできました。2020年2-3月に広がった新型コロナウイルスは、人が集まることのハードルを一時大きく上げています。そして同時に、多くの人がオンラインでのコミュニケーションの比重を高めました。今、世界のコミュニケーションは大きくオンラインにシフトしています。

オンラインのコミュニケーションは、時間を超えて距離を超える強みを持っています。また、物理的な空間の制約が小さいため、より多くの人のコミュニケーションが集まることができます。そして、知は媒体を通じて距離を超えて届けることが可能です。一方で、人が集まる場で行われていたことは何だったのか。

人が集まる場で行われていたことを紐解き、1つ1つをオンラインに乗せなおすことが必要です。ROOMは、オンラインでコミュニケーションをとる環境下に置いて、知だけでなく、知を活かすための場が鍵だと考え、その提供に取り組みます。

10年前に始めた100%リモートワークの仕組みは、やりながらの試行錯誤を経て、100%リモートワークでも機能する組織のあり方や工夫を見出して行きました。結果、リモートワークの良さを享受できる組織として現在に至ります。

現状は、集まれるなら集まった方が良い場が設けられるかもしれません。でも、オンラインのコミュニケーションに参加する人がこれだけ増えた現在において、その可能性を最大限発揮するためには、オンラインでの場の可能性を探求することが10年後からの視点から見るととても大切だと考えました。

ROOMは、知を活かし未来をつくるための場をオンラインで提供することに挑戦したいと考えています。

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4. 有償のメンバーシップが生み出す知の増大

ROOMは、月額1,250円の有償のメンバーシップです。そして、オンラインを中心に添えたことで、ROOMは100人ではなく千人、千人ではなく一万人、そしてそれ以上の人数になっても機能し続ける可能性をもっています。

2011年にミラツクのメンバーシップを立ち上げた際は、ダンバー係数の仮説をもとに、100人の上限を設けました。ROOMは、上限を設けないメンバーシップです。

ROOMの人数に上限がないことによって、1つの可能性が生まれます。それは、人数が増えれば増えるほど、得られる知が増えていくこと。

ROOMでは、第一弾のオリジナル企画として、「時代にとって大切な問いを問う」をテーマとした10名のインタビュー取材と記事制作のプロジェクトを立ち上げました。

そして、これらの取り組みは、ROOMのメンバーシップ参加費用によって運営されています。

これまでミラツクは、事業収入から運営経費を引いた組織としての利益を用いることで様々な取り組みを行ってきました(例えば、事業化に取り組んだこの数年間、ミラツクが設ける場は、年次フォーラムやシンポジウム、ワークショップ、合宿型ワークショップなど、全て参加費無料で開催されてきました)。今後は、ROOMのメンバーが増えるごとに知の創出に取り組める量が増大していきます。

メンバーが増えれば増えるほど生み出せる知が増えていくことは、ミラツクがROOMで取り組みたいコンセプトの1つです。読者が増えれば増えるほど、ページ数が増える雑誌や新聞が無いのはなぜか。ROOMが有償のメンバーシップであることは、時間が経てば経つほど価値を発揮してくれると思っています。

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5. ROOMが生み出す未来

ミラツクは、いつも信じてくれる多くの人たちのおかげで実現してきました。ミラツクの取り組みはいつも、資産も資源も資金も無い状態から始まります。願いを込めることが、ミラツクが最初にできるただ1つのことです。

今回、この10年を振り返り、次の10年を見据える中で、ROOMには多くの願いを込めました。ミラツクが始まった10年前に比べると、少しだけ時間を積み重ねた分、込めれる願いも少しだけ多くなったように思います。

ROOMを立ち上げるに当たって、まだ何も無い状態でそれでもまず入ってくれた100人の先行メンバーの方々がいます。ROOMが具体的に何をするのか、それは始まればわかること、と、信じて預けてくれた人たちです。

ミラツクを立ち上げた10年前、何の実績もないただの個人であった私に、本当に多くの人が協力してくれて、ミラツクの10年が始まりました。10年経って多少ミラツクに何かが出来るようになったのであれば、その力をもってより大きな還元を生み出すことが常にミラツクが取り組むべき次の取り組みです。

ROOMを通じて新しい還元を生み出しつつ、ROOMによって得られる新しい力があれば、それをもって次の還元を生み出していく。そうして世界に還し続けることで、世界は今より少しだけ本来持つ可能性の実現に近づいていく、と考えています。

何も無かったところからはじまったミラツクは、10年経って、あのときミラツクが生まれなかったら見れなかった景色をたくさん生み出してくれました。その中心で見させてもらった光景は、世界の可能性でした。

ROOMには10年前に感じた以上の大きな可能性を感じます。この可能性の先にある景色を、多くの人と共に見てみたいと思います。

ROOMが生み出す10年後の未来を是非一緒に見てみてください。未来はきっとおもしろく、そしてとても美しいはずです。

ROOMは、こうした背景を持って生まれた、ミラツクが運営する新しいメンバーシップです。

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大阪大学大学院人間科学研究科修了。2011年にNPO法人ミラツク設立。領域を超えたイノベーションプラットフォームの構築と、大手企業の事業創出、研究開発プロジェクト立ち上げの支援、未来潮流の探索などに取り組む。理化学研究所未来戦略室イノベーションデザイナー、大阪大学SSI特任准教授

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