人工サンゴ礁を手がけるイノカの高倉さんと考える人が地球の役にたつ未来
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人工サンゴ礁を手がけるイノカの高倉さんと考える人が地球の役にたつ未来

西村勇哉(ミラツク)

2020年7月28日にスタートしたROOM。一ヶ月半が経ち、日々メンバーが増えながら、今は、210名が参画してくれています!(9/11時点)

ROOMとは:https://note.com/miratuku/n/nd430ea674a7f

そのROOMで、第2回目となるオンラインセッションがメンバー向けに開催。

今回は、人工サンゴ礁をつくるサイエンススタートアップ企業のイノカでCEOを務める高倉葉太さんにお越しいただきました。

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1. 他の生命を支える地形を生み出すサンゴの力

セッションは、事前に記事を読んできてくれたメンバーと共に行うので、イノカの簡単な紹介の後、いきなりQAからスタート!

個人的に記憶に残ったのは、サンゴ礁のすごさは彼らが地形をつくっていること。地形を作れる生物は地球上にほんのわずかで、その中でもサンゴは島を作り上げれるくらい大きな地形を作れます(たとえば、鹿児島にある喜界島は全てサンゴでできている島!)。この地形を作れる力が、生態系を招き入れ、生態系を支え、結果としてサンゴ自体も豊かになっていった。

他の生命にとって役に立つことで自分たちも豊かになれる。その根本に、地形を作る力がある、というのはなるほど。人新世と呼ばれるように、人類が地形に影響を与え始めた時代において、それはどちらかというと環境破壊のような文脈で語られてきましたが、地形を作れる力は使い方によっては生態系を支え、共に豊かになれる道を作ってくれるかもしれない。

そう思うと、都市のようなまさに地形を作っているものも、他の生命にとって価値ある地形とすることで、共に豊かになれるかもしれない。生命にとっての都市。サンゴの歴史が都市の未来につながる時間でした。

5億年を生き延びているサンゴから、人は多くのことを学べると感じた一時間。

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(今回も、グラフィックレコーディングを石橋智晴さんにお願いしました)

2. 選択肢を持つためのテクノロジー

その後、ディスカッションの時間で「人はテクノロジーをどのように活かせる可能性を持っているのか」についてメンバー間で意見交換。今回も、企業内イノベーター、起業家、行政職員、官僚、NPO、大学教員、東洋医学、投資家、経営者と様々な人が集まってくれて、新しいネットワークを広げながら、議論を深めていきました。

これはいつもどおり。

自然とテクノロジーの関係で、自然に手を加えるのが良いのか、手を加えない方が良いのか、という議論が行われたチームの意見からは、自然にとってのベストというのは存在しないので最終的には文化やコミュニティの背景を背負いながら決めていくことだろうけど、その際に選択肢を持てるようにしておくことが大事、という話も出て、なるほど。

いざ何か行動したいときに、その行動を支えるためのテクノロジーを持っているか、行動したくてもテクノロジーがないので別の選択をせざるを得ないか、というのは、自然と人間の関係だけでなく、他の文脈でも当てはまる話だなあ、と思って議論は終了。

ROOMのオンラインセッションは、インプットのための場ではなく、インプットしてきたものを噛み砕く場にしたかったので、事前の記事があることで少しずつそういう感じになってきた感覚もあり、楽しい2時間でした。本当にあっという間!

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3. 次回は9/18(金)ゲスト:GIVE SPACE 井口さん

そして、今回は、新しい雑談タイムの試み。前回もだし、これまでも、オンラインのセッションってどうしても終わった後がそのままぶつんと切れがちなので、何か終わった後の雑談タイムをうまく作れないかなあ、と思い。

そして、今回は新しい試みとしてSpecial ChatというWEBツールを使って雑談タイムを作ってみました。これは結構面白い!ちゃんと雑談できる◯画面上で距離が近い人とだけ会話ができるので、あっちの話に入ったり、こっちの話に入ったり、というのが視覚的にできて、これなら複数の話題が同時に展開されていくので、ちょうどいい。

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次回は、9/18(金)です。ゲストは、GIVE SPACEの井口さん。そして、9/24(木)のdabelの井口さんと続きます。

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「 人間という動物“Human Animal”が地球で果たすべき役割とは?
GIVE SPACE・井口奈保さん」
記事を読む→http://emerging-future.org/newblog/roomq2020_iguchi/
オンラインセッション(9/18 夜):http://emerging-future.org/news/2159/
「『音声のインターネット』がもたらすフラットな世界。DOKI DOKI Inc.・井口尊仁さん」
記事を読む→http://emerging-future.org/newblog/roomf2020_iguchi-takahito/
オンラインセッション(9/24 夜):http://emerging-future.org/news/2189/

ROOMがオープンになって一ヶ月半。記事が出始め、オンラインセッションが動き出し、やっと一歩目の展開。

セッション後の個別ディスカッションや、部活的な取り組みも少しずつ立ち上がってきて、一歩一歩。新しい連載シリーズの企画も進展中で、他にも冊子の企画、フォーラムの企画と進みながら、ROOMの場でやりたいことは無限大。

ROOMは、オンラインメディアでもなくオンラインサロンでもなく、知と場によって未来をつくるメンバーシップなのだけど、そうは言っても一体何やってるんだろう?というのがよくわからないところ。

よくわからないながらに、少しずつ起こっていることをオープンにしていければと思っています。なるほど、そういう感じか!って思ってもらえれば。そして、興味ある!という人はご一報ください。と、ちょっとだけご案内。笑

楽しいオンラインセッションの時間でした!


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西村勇哉(ミラツク)
大阪大学大学院人間科学研究科修了。2011年にNPO法人ミラツク設立。領域を超えたイノベーションプラットフォームの構築と、大手企業の事業創出、研究開発プロジェクト立ち上げの支援、未来潮流の探索などに取り組む。理化学研究所未来戦略室イノベーションデザイナー、大阪大学SSI特任准教授