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【V名人戦】vs 鮫島フウロさん 2回戦

二回戦の振り返り と 二段に上がった感想 を書いていくみらね。

中継配信(中継:真澤千星さん、聞き手:常盤台メイさん)

棋譜:https://system.81dojo.com/ja/kifus/4313668

対 "銀で角道を止める"相振り飛車

本局はみららは後手番だったみら。

さて、本対局では主に2つターニングポイントがあったみら。
一つ目は序盤、"角道を銀で止められたこと"。
二つ目は"玉頭に厚みを築く展開に持ち込んだこと"。
順に見ていくみら。

13手目▲77銀まで。

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みららの△24歩からの「角交換相向かい飛車をしましょう」に対する角交換拒否の▲77銀がやや珍しい手で、これに動揺してしまったみらね。

この展開でみらら後手番が気にするのは、向かい飛車を目指したときに△33角or△44角がさばきづらい点、そして△33角or△44角と△53銀が渋滞して攻めが遅くなる点みら。

しかしここはみららもよくわかっていない点で、
『そもそも角がさばきづらいのはお互い様なので気にすることはないのでは』とか、
『53銀は必ずしも44銀~と進出する必要はないのでは※』
といった疑問がまだ解決できていないみらよ。

※例えば本譜では先手は▲28銀を決めている手前、53銀は中央から使って攻めに使うのも全然アリと思うみらね。

ライトニング相振りでありがちな守る展開

38手目△64銀まで。

画像2

相振り飛車で①角道を閉じた②△53銀型は守勢になることが多いみら。これがライトニング相振りの辛いところと考えているみらね。

具体的には、△53銀が三間飛車側の端角や桂馬にあたってしまい強引に手を作られやすく、また逆にライトニング側から三間飛車と同じ速度で攻め形を作るのは不可能なんだみら。なので普通に組んでいるとまず相手の攻めを受け止めることになるみらよ。

本譜、上の画像のように相手の攻めに呼応して金銀を盛り上げる展開になることも多く、しかしこれも一瞬でもバランスを崩せば一気に負けになってしまうみら。(本譜もそうだったみらね)

みららが攻め棋風であること、そもそも将棋において守るのは攻めよりも難しいこと、などもあって総じて角交換を拒否されたライトニング相振りは難しいと考えているみら。

この後はいろいろあったみらけど、先手フウロさん側の攻めをうまくしのいで、根性で逆転勝ちした戦いだったみら。逆転部分はあまり言うことはないみらね、とりあえず見えた手を指していたみらよ。


・・・・・・


V名人戦の話はここくらいにしてオマケの文章を書こうと思うみらね。

二段にあがった感想

最近将棋ウォーズの10分切れ負けで初段から二段に上がったみらよ。

二段

2018年2月 ニコ生で将棋を始めた。駒の動かし方知ってたくらい
2018年5月 将棋系Vtuberとしてデビュー。将棋ウォーズ2級~1級
2018年8月 将棋ウォーズ初段 達成
2019年~~ はじめは達成率20%切るも、じわじわ上がり続ける
2020年4月 将棋ウォーズ二段 達成

 級位~初段が6ヵ月
 初段~二段が1年7ヵ月(19ヵ月)
二段に上がるのに初段に上がるのの3倍くらいかかったみらね。

Twitterで『将棋初めて○年で○段になりました!』系のスピード上達をよく見て辟易しているみらから、時間について言及したくはないみらけど、自分自身の体感として初段までに比べて二段までは長かったみらね。

感想を率直に言うと、初段にあがった時ほどの感動はなかったみら。
やっぱり時間がかかったのと、初段目指していたときほどがむしゃらに取り組んだわけではないのが理由みら。

比較してみたいみらので、初段に上がるまでに取り組んだことと二段に上がるまでに取り組んだことを書いてみるみらよ。

初段に上がるまでに取り組んだこと

この将棋ほりっくの後半で取り上げているみらね。

・詰将棋を解いた(浦野先生の3手詰ハンドブックを暗記)
・攻めの手筋、囲い崩しの棋書を重点的に読んで身に着けた
・対局して検討を繰り返した。体感負けの多い戦法への対策を立てた
 → 厳密には勝率計算とかすべきみらけど、体感でいいと思うみら。「この戦法当たると嫌だな~」というのをなくして対局モチベを維持する方が大事と思うみらね。
・研究を多めに行った
Youtubeの将棋実況動画をたくさん見た

(今思い返すと結構ふわっとしてる気はするみらが...)
特に将棋実況動画を見るのがとてもオススメみら。アユムさんアゲアゲさんヤスさんの動画は誇張なく過去分も全て見ていたみらね。この人たちのが難しいと思うならクロノさんの動画がおすすめみら。

自分でがんばったと思う点は、3手詰ハンドブックを毎日一周していたことみらかね。学校の行き30分で50問、帰り30分で50問を1~2週間続けたみら。動画でも言っているみらが、詰みが見えるだけでなく読みの訓練になるみらから特に中盤を鍛えるのに役立っていたと思うみら。

二段に上がるまで取り組んだこと

が、特にないみらね...

マイクラをやっていたりTerrariaをやっていたりSkyrimをやっていたらいつの間にか棋力が上がっていたみらよ。
強いて言うならあれやこれや別のことをやりながらも、将棋は続けていたみらよ。

何をやったかと言われるとハッキリしないみらが、初段時代と明確に違う点はあるみら。

こちらがゴキゲン中飛車を持ったときの、対一直線穴熊、対△63銀型、対超速への指し方が固まってきたみら。相振りも課題点は多いながらも理解が進んだみらね。

なので序盤中盤で指し方がわからずあれよあれよという間に負けた展開がかなり減ったみらね。
逆に初段・二段相手に「あれ? テンプレの展開なのに相手が勝手に変な手を指して自滅していったぞ」という勝ちが増えたみら。

これは経験値によると思うみら。
つまり、 ①よくされる指し方(一直線穴熊、△63銀型、超速...)がわかってきて ②それらへの対策/研究を行い実践できるようになったみらね。

具体的にどうすればいいかと言われると難しいみらが、もし今指し方のわからない展開に覚えがあるならそれを潰していくのが近道なのではと思うみらね。
あとSkyrimでドラゴンを狩りまくるといいと思うみら。


みららは将棋しなくても棋力が上がっていくことがわかったみらからこれからもどんどん色んなゲームをやっていきたいみらね!
最近は『ジラフとアンニカ』というゲームをやっているみら。次回はこれを書こうかしらみら。

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