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スマホ依存症の25歳がデジタルデトックスをして人生と向き合った

依存症の現代人

現代人にとってなくてならないもの、それはスマホである。

今や電話だけでなく、カメラや財布としての役割もこなすそいつは、日常を送る上で必要不可欠な存在だ。

もちろん私もスマホを愛する一人である。

仕事がある日でも、一日に4~5時間はスマホに費やしている

通勤中に音楽を聴いたり、友達とLINEをしたり、ご飯を食べながらYouTubeを見たり。

スマホの中には刺激的で楽しいエンタメコンテンツがあふれている。

その依存性は恐ろしいもので、気づけば無意識のうちにスマホ片手に画面をスクロールしている自分がいる。

家にスマホを忘れた

そんな私が、仕事に行く際、家にスマホを忘れた。

そしてよりによってその日から、用事のために実家に数日滞在することになっていた。

そんなきっかけがあり、それなら数日間スマホなしで過ごしてみようと思い立った。

デジタルデトックスというやつだ。

結果的に丸四日間の間、スマホなしで過ごした。

スマホをもつようになった高校一年生以来、こんなに長い間スマホを使わないのは初めてだったので、すごく新鮮だった。

デジタルデトックスをした結果

その数日間は、スマホを触って受動的に消費するだけの時間を、日記やノートを書くなどの能動的に創作するための時間に置き換えることができた。

その中でも具体的によかったことは、この3つである。

  • 集中力が保てた

  • 時間が作れた

  • 自分と向き合うことができた

集中力が保てた

私は友達とLINEをしている時、返信まだかな?とこまめにLINEを開いて確認する癖がある。

仕事や用事などの業務連絡ならそれも仕方ないが、雑談でも返信を待ってしまう。

LINEを確認する→返信来ていない→まだ来ていないなと思う。

返信が気になって、別の作業を始めてもすぐに中断してスマホを見てしまう。

この一連の作業を繰り返すことは、知らず知らずのうちに自分の脳に小さなストレスとして積み重なっていたんだとスマホを辞めてみて気づいた。

強制的にスマホを触れない環境にいると、そもそも自分が返信をできないから、返信を待つ時間もない。

「待つ」という作業から解放されて、自分がするべきことに集中して過ごすことができた。

時間が作れた

社会人になってからは、仕事が終わるとご飯を食べて寝るだけの日が増えた。

睡眠が8時間、仕事が9時間とすると、7時間余るはず。

通勤・食事・お風呂などの時間を抜いても3時間くらいはありそうだ。

その3時間、何をしているかを考えてみると、大体YouTubeかSNSを見ている。

しかも、観たいコンテンツだけでなく、だらだらとショート動画をスクロールするだけの時もしばしば。

今日も何もできなかったな…と罪悪感のようなものを抱きながら眠りにつくのは気持ちのいいものではない。

スマホから離れたことで、その3時間を自分の人生の時間にすることができた。

自分と向き合うことができた

先ほど言ったように、仕事以外の隙間時間や寝る前の時間を、日記を書いたり考え事をしたりする時間に充てることで、自分の将来・やりたいこと・仕事について考えることができた。

何をしたいか、したくないか。

何が好きか、嫌いか。

どんなことをして生きていきたいのか。

どんな人間になりたいのか。

将来のために今何をするべきなのか。

これらを自分に問いかけ、対話しながらノートにまとめアウトプットをすることで改めて人生というものを考えなおすことができた。

たまにはこうして一人で考える時間を作らなきゃいけないな、と思った。

一日だけでもやってみる価値あり

私はきっかけがあって結果的にスマホを使えない環境で過ごしたけれど、思った以上に不便は感じなかったし、メンタルが健康になった感じがした。

数日間スマホを見ないことは難しいかもしれないけど、休みの日に家にスマホを置いて出かたり、仕事が終わって家に帰ったらスマホの電源を切ったり、意図的にスマホから離れてみる時間を作るだけでもいいんじゃないかと思う。

デジタルデトックス、是非試してみてください。

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