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#小説

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記事一覧

ゴーストたちの憂鬱(べゆ)

【あらすじ】 倉庫整理のアルバイトとして働く正樹(まさき)の本業は、霊媒師だ。 遺されたSNSアカウントから、故人の人格をチャットボットとして復元する……。恋人の死を契機にはじまったこの仕事は、順調に依頼者を増やしていた。だが、ある日寄せられたひとつの依頼に、正樹は小さな違和感を覚える……。チャットボットの進化がもたらすSNSの未来とは。 【カテゴリ】#小説 【読了時間】約20分 【著者プロフィール】 子どもの頃の夢は小説家と図書館司書。いろいろあって、30歳過ぎてから保育士

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藍と愛と哀の物語(NEURAL OVERLAP)

【あらすじ】 高齢者介護の人手不足を解消するため、人工理性を搭載した人型機械体「藍」が開発された。人工理性は情緒をコントロールする機能のため、藍自体にも繊細な感情が備わっていた。老人と藍、二人の生活が始まる。藍は会話も矛盾し、体も不自由な老人を相手に、黙々と仕事をこなす。二人の間に信頼と交流が生まれる。藍にとって老人は『お爺ちゃん』と呼ぶ、初めての家族。しかしその生活も終わりの日が近づく。 【カテゴリ】#小説 【読了時間】12.8分 【著者プロフィール】NEURAL OVER

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【あたらしいふつう展】2050年の介護:「あなたへの家路」(琴柱遥)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。 今回は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ 今回のテーマは、ロボットが人間を介護するようになった世界。 そんな2050年の未来を描いた作品をご覧ください! 【あらすじ】  白湯で薬を飲み、ゆっくりとコーヒーを味わい、歯を磨き、出かける準備をする。その間もずっと白い犬はぴったりとわたしの足下によりそっている。わたしの手を舐めれば汗に含まれた化学物質から細

【あたらしいふつう展】2050年の教育:「花の名前の子どもたち」(琴柱遥)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。 今回は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ 今回のは、教育×未来がテーマの物語。 そんな2050年の未来を描いた作品をご覧ください! 【あらすじ】 サクラは3歳の時からインドの北の方にあるラダックで暮らしている。サクラの住んでいる町では、学校の代わりにお坊さんが子どもに勉強を教えている。算数や英語、化学など、絶対に必要なことはそれぞれに家で勉強できるよ

【あたらしいふつう展】2050年の地方経済:「すべての車は楽園を目指す」(琴柱遥)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。 今回は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ AIによる自動運転が普及し、手動での運転が当たり前でなくなった世界。 そんな2050年の未来を描いた作品をご覧ください! 【あらすじ】  「私ね、今でも手動運転で走ってる車について調べたいの。それで、ここのステーションで働いている人に手動運転やってる人がいるって聞いて……それ、お兄さんだよね?」  自動運転技

【あたらしいふつう展】2050年のファッション:「服の色を変えるエレベーター」(加藤晃生)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。第二弾は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ テクノロジーとファッションが交わる時、どんな世界が待っているのか。 そんな2050年の未来を描いた作品をご覧ください! 【あらすじ】  VRが登場しておよそ30年。最初の頃はリアルとヴァーチャルの使い分け、棲み分けで色々と議論や混乱もあったが、今やVRは当たり前のインフラストラクチャーになっている。  そんな

【あたらしいふつう展】2050年のVR:「世界に調和を」(架旗透)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。第二弾は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ 今回は未来×VRをテーマに描かれた、未来の世界の物語。 2050年の未来を描いたこちらの作品をご覧ください! 【あらすじ】  かけるだけで自分の好きな光景が目の前に展開されるミラー「Angle3」は、景色だけでなく視界に入る人々の服装も、自動で世界観に合わせたものに変換してくれる。  会社の総務部門にある自動

【あたらしいふつう展】2050年の農業:「蓬莱の玉枝」(斧田小夜)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。第二弾は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ 今回は未来×農業をテーマに描かれた、とある家族の物語。 2050年の未来を描いたこちらの作品をご覧ください! 【あらすじ】 人類が宇宙へと進出している世界。 最初の月面居住民に選ばれた主人公の最初の仕事は野菜の出荷だった。 ある日、老いとともに妻が認知症を発症してしまう。家族の存在すら認知できなくなる中、彼女

【あたらしいふつう展】2050年のスポーツ:「名審判の条件 ITによるスポーツ審判の実装された世界」(加藤晃生)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。第二弾は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ テクノロジーと交わることで、新しい価値を生み出した未来のスポーツ。 そんな2050年の未来を描いた作品をご覧ください! 【あらすじ】  フットボールの審判への機械の導入は2010年代に始まった。それはあくまで「最後は人間が判断する」という国際フットボール評議会の掲げる原則を置いた上でのテクノロジーであったが、

【あたらしいふつう展】2050年のVR:「VRエンタメの伸長」(加藤晃生)

こんにちは!ミライズマガジンです。 「あたらしいふつう」展、企画の「1000人に聞いた未来予測」。第一弾の作品は、コチラの予測をもとにした作品です! 企画概要はコチラ さまざまな産業利用が期待されているVR技術。 その実装が描く2050年の未来をご覧ください! 【あらすじ】  自分が生まれてから40年。意外なものが残り、あって当たり前だと思われていたものが消えた世界。  書斎もまた、個人用のウェブ接続専用空間へと変化していた。  「ポストコロナ世代」において、オフライ

オオカミと7人の私たち(べゆ)

【あらすじ】  「保育完全AI化」を推進する世の中。  篠崎幸帆が勤める保育園もまた、最新型保育管理システム「MARON」を導入しており、園の設備と園周辺情報、備え付けの玩具、絵本の種類などをあらかじめ登録しておくことで、数種類の保育内容を提示してくれる。  セキュリティ面も万全で、登録された職員の顔の画像情報と、声紋、職員用ICカードの3つがそろわないとゲートは開かない。  とある持病を抱える幸帆にとって、AIの存在はなくてはならないものとなっていた。  しかしある日、その

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いのちの価値は変わりますか (森内ゆい)

【あらすじ】  若葉が生まれ育つ西暦2050年台、家庭で『飼育』される犬猫の半分以上は人工 - いわゆるペットロボットに置き換わっている。  生体ペットではなく人工が当たり前という時代を迎え、生体か人工かを悩むことなく、どのメーカーから出ているどのような機能ペットロボットを選べば欲求が満たされるか、それがポイントとされるようになった。  そんな時代において、ある日若葉は、ひょんなことから人工ではない子犬を飼うことになる。 【カテゴリ】#小説 【読了時間】8分 【著者プロフィー

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ほんとうの彼女・後編(維嶋津)

【あらすじ】  世間のトレンドは「人肉食」。アメリカ・カリフォルニアのベンチャー企業『ヒューマン・デリ』が三年前からスタートした、植物由来の代用肉を使って自分の体と同じ味を再現するこの「代用人肉サービス」は、多くの人々の注目を集めていた。  「あなたも『おいしく』キレイになれる」そんな売り文句で人気を集めるカリスマインストラクターのSaraことマキエは、爆発的に会員を増やし、競争が激化するカニログにあって、変わらずカリスマであり続けていた。  そんなある日、マキエの元へ後ろか

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ほんとうの彼女・前編(維嶋津)

【あらすじ】  世間のトレンドは「人肉食」。アメリカ・カリフォルニアのベンチャー企業『ヒューマン・デリ』が三年前からスタートした、植物由来の代用肉を使って自分の体と同じ味を再現するこの「代用人肉サービス」は、多くの人々の注目を集めていた。  幼少よりモノコトの才は並、容姿も並以下だったマキエは、次第に卑屈になっていった。押しつぶされるような閉塞感のなか日々を送り、それでも、諦めきれずにいた。未練がましくも夢見ていた。  もしかしたら、いつか。  ありのままの自分が認められる日

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