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復職後の自分の活動姿まで変わった! ~ママボノ体験記~

2021年の目標の1つとして掲げていた「社会貢献活動への参加」。
その中心となる活動として置いていたママボノ活動が、昨日最終報告を迎え無事終了しました。この活動を経て、当初自分が掲げていたプロジェクトへの期待以上のものが得られたので、それについて書こうと思います。

※ママボノとは・・・?
育休中のママや今は専業主婦でも復職を目指すママたちが集まって、NPO法人や自治会など、非営利活動を行う団体を支援するプロボノ活動です。
詳しくは、サービスグラントのページをご覧ください。 

もともと育休中に社会貢献活動には何らかしら関わりたいと思っていたのですが、ママボノの申し込み時期(2021年9月)は産後ようやく体調が元に戻って来たばかりの時期であり、とにかくママである前に自分を取り戻したいという思いで必死だったので、なかなか自分よがりの期待を持って参加を表明しました。当初の私の期待はこんな感じです。

【プロジェクトへの私の期待】
①自分のスキルが他流試合で通用するか確かめたい
⇒所属企業の中での評価だけではなく、世間的に私って通用するの?ということを純粋に確かめたかった
②ママとして考えるべきこと(育児・家事・保活・復職等)以外の社会的テーマにアタマと時間を使って、社会に役に立つ自分を実感したい!
⇒ママであることは全然否定的に捉えていないけれど、ママという役割で必要な思考のみに占領されている自分が嫌だった

こんな期待を持ちつつ、ママボノプロジェクトが始まる前は、復職後は当然元職場へ戻り仕事とプライベートのバランスを取りながら生活を回す自分の姿を想定して参加していました。

ところがプロジェクトが始まってみると、そんな自分よがりの参加目的なんてどこかに飛んでしまうほど、とにかく色々面白い!
まず第一に、自分の知らなかった社会の課題が目の前にあること、そのものが面白い。えいっと活動に飛び込まなかったら知り得なかった世界です。
また、集まったチームメンバーのバックグラウンドが多様で「自分の当たり前が通じない」という状態も面白い。業界用語が全く通じなかったり、逆に知らないこともたくさん。
そして、自分が考えたこともない課題に取り組むという事がとても楽しい!

始まってすぐに、「あ~これは病みつきになるな」と感じました。
と同時に、私はある一定の枠に囲まれた均一な多様性のない場所にいたんだな、ということにも気づきました。多様性のあるところに身を置いて初めて、自分の環境の多様性の無さに気づいたということです。

プロジェクトの中身や検討内容はここでは割愛しますが、実際にママボノに参加して得られたことはこんな感じです。

【ママボノに参加して得られたこと】
①知らなかった社会課題を知り、多様なバックグラウンドを持つメンバーと関わることができた
⇒再掲ですが、これが一番大きい!いかに無意識のうちに井の中の蛙になっていたのか、がよくわかりました。
②自分で「これは私は得意!」「私はこれを意識して取り組んだ!」と認識していたもの以外に、チームの役に立つ強みや喜ばれるActionが見つかった
⇒自分が意識して実行したActionへのフィードバックはもちろん、そこまで重要だと思っていなかった事や自分の所属組織では当たり前の所作も、場所を変えればこんなに価値を持つのか!と驚くフィードバックがありました。
③所属組織を超えて活動する時に必要となるスタンダードツールが使えた
⇒これ、今の時代に結構大事です。具体的にはGoogleの各種ツールやSlack、Zoom、Facebookなどですが、特に昔使っていたまま放置していたFacebookなどは、これを機にメンテナンスしようかなと思いました。所属組織の中の繋がりだけでは今後やっていけない時代に、外と横断的につながる窓口となるSNSのメンテナンスや、スタンダードツールを使いこなす力は重要だと痛感しました。

そして、ママボノを終えて感じたこと。
あれ、もう単一組織への所属という復職環境には戻れない・・・?笑
多様性のある場がこんなに自分にとって魅力的に感じることになるとは、正直思っていませんでした。けれど今、ここからまた単一環境にのみ戻る自分の姿はイメージしにくくなっています。
もちろん、今の仕事(人事組織のコンサル)は大好きで、もっと専門性を深めたいと思いつつ、同時にもっと違う領域のことを知りたい、取り組みたい、掛け合わせて何かを生み出したい、という思いが沸々と湧き出しています。
さて、私の復職後はどうなることやら・・・?自分でも楽しみに、2022年に向けて進みたいと思います。

こんな大きな気づきをくれたママボノプロジェクト、ありがとう!

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