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為末大さんは世界選手権の400メートル
ハードルで銅メダルを獲得した陸上
トラック種目の世界大会で日本人初の
メダリストです。

為末さんは元々は短距離走者で、一流の
100メートルの選手だったのですが、世界
でメダルを獲得するために自分の体格・
身体能力などを様々な角度から分析して、
ハードルのほうが向いていてメダル獲得
に有利だと判断し、ハードルに転向した
のです。

これは最初の夢を諦めたようにも見え
ますが、戦略的に方向を変えて成功した
わけで、前向きなチャレンジです。

スポーツや芸術の世界が最も典型的な
例ですが、子供の頃の夢にこだわり
続けた結果、不幸になったという例は
たくさんあります。

子供の頃は親の考え方や周りの環境
など、少ない判断材料から夢をもつ
ことが多いです。

ある程度の年齢になったら、一度
立ち止まって、自分自身の能力・
好き嫌いなどを客観的に分析して、
自分の進む方向を変更することも
必要です。

これは、けしてネガティブなこと
ではなく、生きていく上では前向き
なことなのです。

「諦める」という言葉は放棄や断念
などマイナスなイメージで使われがち
ですが、実は「諦める」の語源は
仏教用語で「真理を明らかにする」と
いう意味なのです。

ですから、自分の現状をしっかり見て、
これからの生き方を考えることは
当たり前のことなのです。

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