〈つくりてFile〉 牧野大亮
〝希望あふれる未来をつくりたい〟
そんな熱い思いを胸に、あらゆる分野で挑戦を続ける人々を紹介する「つくりてFile」。
今回は、株式会社 3R Design 代表取締役・牧野大亮さんを紹介します。
「社会と、環境と、経済と。すべてがプラスになる世界をつくりたいんです」
「普段やっていることを分かりやすく言うと、“なんでも屋”ですね」
作業着姿の牧野さんは、微笑みながら語る。
株式会社 3R Designは、産業廃棄物の処理や回収、支払いまでを、一度の手続きで全て行う〝ワンストップサービス〟を展開する会社。
その内容は、処理先のコーディネートから始まり、廃棄の過程で発生した有価物(スクラップ)の買取りやリユースの提案までと、幅広い。
最近では、地元である東京都・品川区内の飲食店で看板設置工事を請け負うなど、「分かりやすく言うと、なんでも屋」だそうだ。
創業の原点を聞くと、生まれ育った島での思い出にたどり着いた。
牧野さんの故郷は、鹿児島県・奄美大島。
色鮮やかに茂る木々、透き通る海ーー。
豊かな自然に囲まれて育つ中で、
〝地球環境の改善に携わる仕事がしたい〟
という夢が芽生えたという。
東京の大学を卒業後、リユースやリサイクル関連の会社で経験を積んだ牧野さん。
2021年3月、意を決して独立し、
3R Designを起業。
そこから、牧野さんの「持続可能な社会をつくる挑戦」がはじまった。
創業から一年。 現在、3R Designと共に事業を進めるパートナー企業は全国100社にのぼる。
今や、ニュースや新聞で「SDGs」という言葉を目にしない日はない。
では、私たちがもっと身近に、もっとリアルに、持続可能な社会について考えられるようになるためには、どうすれば良いのだろうかーー。
「まずは、自分が今いる地域とつながろう、地域に貢献しようという気持ちを持つことから始まるのではないでしょうか」
「例えば、私もやらせてもらっているのですが、少年野球のコーチとかでもいい。そうやって地域とつながっていくなかで、地球規模の課題も身近に感じられるようになるのではないでしょうか」
「SDGs17項目の最後は、『パートナーシップで目標を達成しよう』です。これからも、意識ある人々の連帯をつくり、広げていきたい」
牧野さんの挑戦は、今日も続く。
・株式会社 3R Design
・「3R」や「SDGs」について
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