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『猫を処方いたします。』

今年14冊目
息子の用事で本屋に行ったときに、表紙につられて買ってしまいました。

第11回京都本大賞受賞作品。
京都府を舞台にした本の賞だそうです。そういえば京都の天狼院書店さんでそんなポスターを見た気がする。なんで『神様の御用人』が入ってないんだろうって思った記憶があるので。

ちなみに第8回ノミネート作品、綿矢りさ先生の『手のひらの京(みやこ)』はおもしろい作品でした。お話自体もおもしろかったですが、京都の地理が少し分かる人はさらに面白いと思います。昨年、府立植物園に行ったんですが、あのシーンはここやなって。

さてこの本は連作短編形式。「中京こころのびょういん」に縁があった人に、先生が猫を処方します。処方されたくて行っているわけではないのでい、どの人も突然のことに驚きます。

“よく効きますよ。昔から猫は百薬の長って言いますからね。ああ、つまりそこらへんの薬よりも、猫のほうがよう聞くと言う意味ですわ”

ちょうどAudibleで『精神科医が見つけた3つの幸福』を聞いているので、セロトニンやな!オキシトシンやな!と思いながら読みました(笑)。

ほっこり癒し系の本ですので、リラックス向きですね。気持ちが良かったので続編も買っちゃいました。

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