「こういうのってさ、やっぱりちょっと時間が経たないと、ダメなんだよ」永遠と横道世之介より
お久しぶりです。明けましておめでとうございます！
読み返して変な部分がなかったら、投稿しようと思っていて気づいたら忘れていたためにさっき大晦日の記事を上げました。←これは最後にリンク貼っとくね。
物凄く忙しくなっているんです！私！
もはや私はクリエイターだろうと思えるくらいに、、
でも、先週の平日に仕事の納品しましたから今日は息抜きできるということで、寝ながら本読んだりゲームしたりしています。
記事も書きますし、絵も描きました。（載せました。）
こんな感じで極楽浄土を演じている私ですが、吉田修一氏の永遠と横道世之介というフィクションを読み終えたので色々書いてやろうと思ってこの記事があるわけです。
全部読んで、この作品はのどかな日常を描いたものなんだなー。
そんな中で生きることとはどんなことかを語ってくれるように私には思えました。
ここでのどかなと書きましたが、本当にのんびりしている作品なのですね～。
一切疲れずにのんびーりとくつろいで読めました！
気になった部分は以下。（引用：下巻の永遠と横道世之介の章より）
上の和尚と世之介の会話では、思春期の私が考えていたことの答えのようであったと感じました。
皆さん一度は考えませんか？
何のために生きてるんだろうって。
いや確かに、私が死のうが誰も気にしないと考えてた時期もありましたが、友達や家族が死んだら私は辛いのです。
同様に私が死んだら誰か悲しむ、ある意味他人に迷惑をかけます。
もしそう思えないならあなたは鬱病か何かの精神疾患であると私は示唆しましょう。
○○のために生きると書くといやあやっぱり格好がいいですね。
アニメの登場人物に言わせれば作者目線で都合が良い。
でもやっぱり、普通の人は生きる意味なんてないですよ。
構造主義の記事でも書きましたが、意味っていうのは行動した結果に伴って付いてくる事後的なものであって、始めから生きる目的が決まっているなんてことあり得ないでしょうね。
これを前提に、本作のセリフ
「あなたが死んでも、世の中はそれまでと変わらず動いてますよ。でも、同じように見えてもやっぱり違う。二千花ちゃんがどこにいた世界と最初からいなかった世界ではやっぱり何かが違う。それがね、一人の人間が生きたってことですよ。」
いやーこれって生きる意味に悩んでいる小鳥たちに聞かせてあげたい言葉ですね。
私はとてもとても納得しました。
つまりは、やっぱりね。
死んだら誰か悲しむわけです。
あなたの周りの誰かが死ぬと、あなたの見る景色は何か足りなく何か欠けたような感じになるわけです。
この質量のない意味としての世界の1ピースを人の人生は構成しているんですねー。なんとも素敵。（落合節でてるよ）
したがって、私がいなくても社会は回るなんていうのは、社会のシステム上の話ですから、鬱病の方々は考えないでください。
そういった方々はとりあえず寝るとか好きなことするとかリラックスをしましょう。
今日すなわち日曜日の休息する私みたいにね。
そして、「なんか生きるっていいですね。」と世之介は答えます。
いいですよねほんとに。
だから、生きていれば人のためになる善き行為に繋がるのでしょう！
ここでは思い出についての会話ですね。
先に述べましたが、この作品は日常を上下巻通してずーっと心地よく描いています。
読んでいるうちに私たちも世之介らの日常に触れることができるのです。
そうしてみるとあーこんなこともあったなと思いだすことができて面白いですね。
ここで私は、満足日についての考えが素敵だなと感じてしまいました。
人の世界を形作る私たちの人生なので、社会的意味なんてなくアンチ理性的に気楽に生きればいいんじゃないでしょうか。
そんな中でちょっと時間が経つとこの日は楽しかったなと思い出に残る満足日を心に残せるのです。
これは幸せなことではないでしょうか？
満足な日を思い返す、コレクションするのは幸福度向上間違いないでしょう。
皆さんも同様に満足日を思い返してみてはいかがでしょうか？
私の場合は夏は主人公展に向けて頑張ったこと（若干秋も入るが）、春はやばいな特に何もないかも（こういうのも選別の上ではあり）、冬はグループで素敵なアニメ創ったこと、秋は学祭…こんなところです。
サムネのイラストは、私の思い出を抽象的に描いたものです。
結構素敵でしょ？
この表紙も最後まで読んだら納得しましたね～。
思い出っぽいじゃないですか。
日常を繰り返した中での満足日を世之介が撮った写真なんて想像できたりします。
以上！本日もありがとうございました。
下は大晦日の記事。オールした後に車に乗ってどこかへ行くと夜行列車に乗ったような非現実感を得られます。
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