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肥料価格の高騰は今後も続く (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。肥料や重油高など農業の生産資材の価格高騰が問題になっています。

これらのよくいわれている原因は

①     円安による輸入品全般の価格高騰(為替相場)
②     原油高によってあらゆるものが価格高騰(コロナ禍、国際紛争)
③     コロナ禍により需要の急激な増減による製造能力追いつかないこと
④     世界人口の増加により肥料やエネルギーの需要増による取り合い

などがあります。
肥料や重油価格の高騰はいつまで続くんだ、、と私も農業者の方からよく聞かれますが、
円安に関しては、今までも為替相場が円高になったことも、円安になったこともあり、いずれ時間をかけて落ち着くのかな、、と思ったりします。コロナ禍や国際紛争などの影響についても時間はかかるがいずれ落ち着くのかな、、と思ったりします。

しかし肥料や重油価格の高騰に関して最も厄介なのは「④世界的な人口増加」ではないかと思います。日本は人口減少が大きく取り上げられていますが、世界的にみれば人口は増加の一途を辿っています。

人口が増加すればそれに伴って食べ物が必要であり、食べ物を作っていくために農業では肥料が必要になります。
人口増加に伴って各国で肥料の獲得競争が激しくなっていくことは間違いありません。
既に現在の肥料価格高騰も肥料(リン、尿素)の輸入元である中国では「自国優先」のため輸出制限がなされており、日本に入ってくる肥料の量は減少していることも価格高騰の大きな要因です。

そりゃ国益を考えたら、まず自国を優先するのは仕方のないことだと思いますが、日本の農業にとっては影響が大きいです。

このように考えると世界人口はまだ増加の一途を辿っているので肥料の獲得競争はまだまだ続くことが予想され、日本の農業における「肥料価格高騰」はまだまだ続く、、と考えるほうが良いと思います。

つまり肥料価格は「高いまま」だということを前提に考えて、肥料を堆肥などの国内で調達できる有機系の肥料への転換や肥料の無駄な使用をしないように、「土壌分析に基づく適切な施肥」や「ドローン技とAI技術を使った可変施肥」の技術を取り入れるように考えていくことが大事だと思います。

先を読んでしっかりと自衛してくことが大事です。

【問い合わせ】
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