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品種選びはすごく重要です! (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。
農業では施設栽培でも露地栽培でも土地の広さ(栽培面積)が決まれば、植えられる株数がおおよそ決まります。つまり土地の面積が決まればシーズンの収穫量の予測ができてしまうわけです。
そこで少しでも収穫量をアップしたいと考えるのであれば、株数は同じでも、一株からたくさん収穫できれば、農園全体での収穫量はアップします。

そこで品種選びが大事になってきます。
多収性品種でかつ耐病性もありさらに食味のいいものを探す必要があります。

そこで中玉・ミニトマトの品種で多収性、耐病性、食味良しの品種を紹介したいと思います。

<TYダルダリー>(ミニトマト)

・多収性
 果重は16~20g、ダルタリーよりやや大きく、低段からダブル花房となり、 花房当り20~30の花数を着ける。・裂果・軟果の発生が極めて少なく可販果率が高い。高温期においても非常に棚持ちが良い。

・食味
大きめの果実だが、安定して糖度7度前後を示し食味も良い。

・耐病性
病害抵抗性はトマトモザイクウィルス(Tm-2a)、葉カビ病(Cf-9)、萎凋病レース1,2 半身萎凋病レース1、根腐れ萎凋病 病虫害耐性はトマト黄化葉巻病、斑点病、ウドンコ病、ネコブセンチュウ

<アマイアリー>(ミニトマト)

・多収性
果重15g前後で、鮮やかな果色の美しい果実を着ける。低段からダブル花房を着け、花数も安定している。高温期においても裂果が極めて少ない。長期栽培に適した強く安定した草勢を示す。

・食味
安定して糖度8度前後、収穫期間を通して良食味を示す。

・耐病性
病害抵抗性はトマトモザイクウィルスTm-2a、葉カビ病(Cf-9)、萎凋病レース1,2、根腐れ萎凋病、半身萎凋病レース1
病虫害耐性は黄化葉巻病(イスラレル系、マイルド系)、斑点病、ネコブセンチュウ

品種はドンドン開発されています。昔は栽培技術で「味」を出していましたが、今は栽培技術は十分でなくても品種で味を出せるものが増えています。加えて収穫量も品種選びで増やすことができます。そういった意味では農業経営において「品種選び」は非常に重要です。

ぜひ試してみてください。

【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL:t.ogawa19720117@gmail.com

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