見出し画像

情報はオープンにしよう!

日本人は修行や下積みなど苦しいことを我慢して行う美学が好きですね。

そのような傾向は特に農家においては非常に強いように思います。自分が考え出した技術やノウハウはそう簡単には他の人に教えられない、、、という思いが強いですね。

そのような閉鎖的な状況では美味しいトマトをどうやって栽培すればいいのか素人にはわからないし、トマトの美味しさを最大限引き出す栽培環境の作り方はプロのみぞ知るブラックボックスとなります。

貴重な情報を持つ熟練農家に弟子入りし、下積みの苦労にひたすら耐えることでしかそれらの伝統技術や情報を引き継ぐことはできません。

しかしそういった傾向もインターネットの時代になって徐々に変わりつつあります。

インターネット出現前は特定の人間だけが技術や情報を独占しブラックボックス化することが成功へとつながりましたが、インターネットの時代にはオープンイノベーションが前提となります。

例えば誰かが新しい栽培のメカニズムを発見したり、新しい肥料などを作ったのならば、それは公開してしまってみんなで改良したり新しい組み合わせを考えたりして、さらに新しいものを作るというのがオープンイノベーションです。

情報や権利のブラックボックス化などとは正反対の考え方です。
革新的な技術というのは全くのゼロから生まれません。世界のどこかで革新的な技術が生まれたのならば、すぐに公開し、その上にさらに新しい技術を積み重ねる方が技術の進歩は速くなります。

栽培技術やノウハウをできるだけオープンにしていくことが農業技術の進歩にとって一番の近道になります。
情報をどんどんオープンにしていきましょう!


【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL t.ogawa19720117@gmail.com

【関連記事】--------------------------------------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?