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強い農園を作る!④ (見える化)-農業-

強い農園を作る!シリーズで①作業の標準化、②栽培環境の均一化、③5Sについてお話をしてきました。今回のポイントは「見える化」です。農業の見える化というとよく思い浮かべるのが栽培環境の見える化で、温度、湿度(飽差)、CO2濃度、光量など光合成要素を時系列的にみるモニタリングですが、今回、ここでお話したいのは農園業務の見える化です。

農園規模も大きくなり従業員を雇うようになると、従業員もしっかりと農園の作業の進捗状況や次にやらなければならない作業についても把握し、段取りを考えていくようにならなければなりません。そのためには「業務の状況が見える」ようになっていることが農園業務の生産性につながります。

農園規模が小さいうちは従業員を雇っていても、農園主が全体を把握し、個々の作業を具体的に指示できるので業務の段取りを組んでいくことができます。しかし農園規模が大きくなってくると、各圃場ごとに栽培状況、作業の進捗状況が違いますので、それぞれを把握し日々の具体的な作業内容を決め、従業員にしっかり割り当てて指示する、、というのは困難になってきます。

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