承認力

僕が出会った決してテイカーではない!
決断力がない…

僕が誤解していたことがある。
昼行燈について世間一般では仕事ができないレッテルを張られることが多い。
僕もその中の一人だ!
僕が仕事をしてい時、こんな人がいた。
文字通り、役職のある人だが僕を妙にかわいがってくれたうちの一人である。
社内でも実際万年課長なんて評価がつき、
出世を若手にとられ、バカにされる存在だった。

仕事の進め方であったり、提案などは大体どこに行っても
年齢や役職を盾にしてけられる事がほとんどだった。
しかしその人は違った。
首を縦にしか振らなかったのだ!

一応僕も相当練った案を自身を持って出したので
やはり取り組みはすごくきれいに成功を収めた。
しかし縦割りや上下関係無視で僕が手当たり次第に
改善をかけた為、「あいつクレーマーだよ!」なんて
揶揄されたのも事実だ!

実際は年間クレーム100件を超えるお荷物部署だったが
半分以下にまで減らすことにまでは成功した。
クレーム28件稼働率1,5倍まで上げた時には痛快だった。
その時の僕は自分の手柄のように思っていたが、
もちろん提案を通してくれた上司にも感謝はしてもしきれなかった。
その人は知っていたのかもしれない…
モノにはすべてメリットデメリットがあり、
新しい試みにはやって失敗するしか方法がないことに
ふとそれに気づいた時上司の見方を変えた…
「決断力がない」から「承認力がある」に…
しかし、そんなに都合よく仏様みたいな人がいるはずもない

彼はただただ決断力がなく、
僕に推しきられひっこみがつかなくなっていただけなのだ!
統括の部長が不祥事の責任で変わり、
事実、新部長が老害であり「下は黙って上の言う事を聞け」の精神だった為、
僕のやり方や振る舞いが気に入らなく衝突した際、
あっけなく手のひら返しをしてきた。
「縦社会を覚えないと詰むぞ!上のいう事は絶対なんだ」とかいう始末

そんな状態に嫌気がさしてすぐに辞めたが
ここで部下を守り、「自分信じた道を突き進め!お前は結果を上げた」
なんて捨て台詞を吐いて、自分が辞めていけば…
なんてストーリーのワンシーンを連想した…

自分に決断力がないとリーダーには向かない?
そんなことはない。
部下に決断など任せる事ができる。
これも立派な才能なのではないでしょうか?

重要なのは物事進める事なのだ。
これがここでいうところの承認力!
推進力や決断力が強いリーダシップ、引っ張るができるリーダーではない。
この手のリーダーがチヤホヤされがちだが老害化しやすいリスクがある。
ただ相手を承認し、サポートをかける…
そんな包み込むクッションのような承認力!
一緒に組織を作り、祭り上げられるリーダーではないでしょうか?
しかし、アピール下手な為、蔑まれやすい…
これが本物の昼行燈なのではないでしょうか?
どちらもリーダーとしては大切な才能


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