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クローゼットの見える化で見つけた、ママと私のウェルビーイングな服選び

朝のニュース番組で「真夏日」というキーワードを見ることがやっと少なくなりました。

夕方になるとエアコンをオフ。窓を開けると秋の虫の音が聞こえて、なんとも風情があります。


待ち焦がれた秋が来た!ヤァ!ヤァ!ヤァ!!!

スタイリスト的に季節の変わり目は店頭にたくさんの新作が並び、今季は何をお迎えしようかワクワクするタイミングです。

衣替えでお気に入りの服を段ボールからクローゼットにお迎えするのも楽しみの一つ。特に秋や春は短いので、いそいそと支度します。

さて、そんな秋の始まりですが、今年は一味違います(自社比)。

長年やりたいな〜と思いつつ後回しにしていた「クローゼットの見える化」に取り組んでみました!一部をご紹介。ジャーン!!

なかなか良い経験ができたので、せっかくだから備忘録を兼ねて振り返ってみたいと思います。

こちらはジレを軸にしたラインナップ

クローゼットの見える化をしようと思ったきっかけ

スタイリストという仕事柄、服はたくさん持っているのですが、コロナ禍、出産を経て新しく服を買い足すことがめっきり減りました。

それから服選びの基準が変わったこと。とにかく派手に、目立ちたい!という自己顕示欲から選ぶファッションから、着心地の良さ、ストレスのない服選びにシフトしています。

トレンドへの興味が薄くなったのも大きいかもしれません。去年はフェミニン、今年はカジュアル、とあっちこっちへフラフラ流されていた私。

でも、最近はやっと自分の中での定番=ベーシックスタイルが確立しつつある気がする。まだまだ発展途上だけどね。

そんな自分の変化を、クローゼットの中身を見える化することで客観的に知りたい!と思ったわけです。

いざ、実践!見える化して気づいたこと

今回は思いつきで始めたので、簡易的に。

ネットショップで在庫があるもの・在庫はないけど似たようなアイテムのスクリーンショットをとってiphoneの幽体離脱を使って背景透過。そのままメモに貼り付けています。

こちらはベージュのスカートを軸にしたコーデ

私のやり方はこんな感じ。

  1. ベースになるアイテムを決める(この写真の場合はベージュのスカートが軸)

  2. 合わせるアイテムをボトムス→インナー→靴の順に並べていく(今後バッグも追加する予定)

一歳児がいると朝はバタバタ慌ただしく、じっくり服を選ぶゆとりはありません。

とはいえ、服選びは数少ない自分との対話時間。その日の気分や体調、予定、会う人、コンディションに合わせてどんな私になろう?とイメージするのは私の数少ない趣味と言えます。

ゆえにガッチリ制服化してしまうのも性に合わなくて…。結論はこんな感じ。

  • 自分の楽しみのために、ある程度のコーデのバリエーションは持ちたい

  • とはいえゼロから考えるより、軸になるアイテムを決めてそこから気温やシチュエーションに合わせて服を選ぶと楽

  • 軸になるアイテムは稼働率が高いのでプチプラ安物は避ける(逆に軸ではないアイテムは色や柄で遊ぶのもアリ!)

  • クローゼットの中身を把握できるので、コーデを意識した買い物ができる

  • 普段使いしない”趣味の服”はコーデに悩まないワンピースが便利

現実はぶっちゃけ残酷で、それでもまた一つ自分を知れる

そうそう、デメリットについても書いておかなきゃね。ぶっちゃけこうして見える化すると、現実を突きつけられてそこそこ辛い。

何しろ稼働率の低いアイテムも丸わかりになってしまう。いや、薄々気づいてはいたのだけれど。稼働率が低いのに実は結構気に入ってたりするんだなぁ。

私の場合はピンクベージュのパラシュートパンツとライラックのテーパードパンツ。どちらも色に惹かれて買ったもの。

パラシュートパンツは子どもと出かける時に着ていたつもりでいたけれど、実際にはコーデのバリエーションの中に一切登場しなかった。

テーパードパンツは昔は会社員時代によく履いていたっけ。でも、確かに会社を辞めてから数えるほどしか着ていない…(辞めたのは4年前です)。

”〜なつもり”や”〜だったはず”と想像で語ると、本質を見誤ってしまいます。

逆に、ジレやジャンパースカート、キャミワンピース、ブレザーと「買ってよかったな〜!」と感じるアイテムは着こなしのバリエーションがわかりやすく多い。

そしてやっぱり黒やグレー、ベーシックカラーが最強!

これらは気温が変化しても合わせるインナー次第で長く着れるので、季節の変わり目が曖昧な日本の気候にもストレスなくマッチするのも高ポイントです。

軸になるアイテムはベーシックカラーを選んで、小物で色や柄を足すとアクセントになり、着回しも効いて一石二鳥!

クローゼットの見える化を経て、今年の買い足しアイテムはこれ!

さて、クローゼットの中身とコーディネートを把握したところで本題へ戻りましょう。今年の秋、我が家へお迎えするアイテムはこちら!

  • 靴下屋のアクセントになる柄ソックス

  • ジャケット代わりのカーディガン

  • 差し色になるカラーバッグ

  • (希望)GUCCIのローファー

  • (買い替え)シャツ&黒パンプス

シャツは青ストライプが夏っぽいので、秋冬らしい色や柄を探したい。写真に何度も登場する黒パンプスは愛用してたのにつま先が欠けてしまったので、同じものを買い替えるつもりです。

カラーボトムスは色合わせに迷って稼働率が下がっていたので、今後は選ばない方がいいかなぁ…バッグや靴下で色を足そうかなと。

見える化したクローゼットを俯瞰すると、何が足りないか、自分のライフスタイルに合うものがよくわかります。

あ、ローファーはちょっと予算オーバーなので、心に留めつつ機会を狙います(笑)。この話はまた次回。

SATCのキャリーにはなれなくても、ウェルビーイングで生きていこうね

やっと締めにたどり着きました(笑)。

スタイリストを6年やっているけれど、「似合う服を着ておしゃれになること」と「毎日のおしゃれが楽になること」が両立しないのは長年の悩みでした。

それもそのはず、パーソナルカラーや骨格診断で着回しやコーディネートはわからないからです。

手持ちの服を自分のパーソナルカラーで統一したり、顔タイプ診断でテイストを合わせればアイテムごとのまとまりは出るかもしれませんが…。

またSex and the cityのキャリーのように大量の服を持ち、シングルで毎朝時間を気にせずゆっくり服を選べれば、こんな悩みとは無縁かもしれません。

副業でスタイリストを始めた頃から、SATCのキャリーはずっと私の憧れの存在。

母になってその理想から(自ら)離れてしまったことは正直寂しくて、それでも目の前の我が子の可愛さには代えられず、だからこそモンモンと消化できない気持ちがありました。

キャリーにはなれないし、息子にご飯を投げられて床は米だらけ。けれどそんなカオスこそが私の生きる愛しい愛しい現実なのだよ。

地に足をつけて、それでもおしゃれも諦めたくない。日々の生活に私らしさを奪われるのはちょっと違う。

ママであることも自分らしさも、両方大事にするのが私のウェルビーイング。

そして、その第一歩は似合うを知ることとエッセンシャルなクローゼット作りが不可欠です。後者はもう少し煮詰めて、しっかり言語化していきたいなぁ。やりたいことがまた一つ増えました◎

それでは、また🎀




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