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チェスチャレンジに参加するまでの話

1月10日に、NCS(日本チェス連盟・National Chess Society of Japan)が主催する初心者・初級者向けの大会「チェスチャレンジ」に参加してきました。

私はもともと将棋ファンで、将棋棋士の青嶋未来六段がチェスプレイヤーとしても活躍していることを知り、チェスにも興味を持つようになりました。しかし「駒の動きとルールを覚えただけでは指せない」という点は将棋と同じで、しばらくは、チェスに興味があるだけで指せない状態が続いていました。

その状態に少し変化が起きました。きっかけは、昨年5月から10月まで開催されていたNCSのオンラインブリッツ大会です。この大会は毎回lichessで開催され、その様子はNCSのYoutubeチャンネルで配信されていました。単に試合が配信されるだけではなく、日本語の実況解説がついていました。分かりやすい解説を聞きながら観戦しているうちに、自分でも少しずつチェスが指せるようになってきました。この時期はChess.comのアプリをインストールして、コンピュータ相手に練習していました。

NCSのオンライン配信で実況解説を担当されている方は主にふたりいらっしゃいます。チェスプレイヤーのFM山田弘平さんと篠田太郎さん(らばをさん)です。らばをさんは個人のYoutubeチャンネルも開設されていて、私はそこでの配信もよく視聴するようになりました。タクティクスの解き方なども、らばをのチェスらぢをで学びました。特に印象に残っている配信はこちらです。この配信を見て勇気が出てきて、アカウントだけは作っておいたlichessで初めてコンピュータではなく人とチェスを指せました。とても嬉しかったです。これが、昨年の9月のことです。

オンラインブリッツ大会の終了後、NCSのチャンネルでは山田先生とらばを先生の無料チェス講座が配信されるようになりました。おふたりにはチェスを普及させたい気持ちがあり、そのために活動されているのだなということが配信からよく伝わってきます。その姿を見ているうちに、私にも何かできることはないだろうかと考えるようになりました。そして、私にできる唯一の普及活動は、大会に参加することではないだろうか? と気づきました。つまり自分自身がプレイヤーになることで、プレイヤーをひとり増やせるな、という考えです。

まずはNCSに入会しました。それとほぼ同じタイミングで、初心者・初級者向けの大会であるチェスチャレンジ開催の告知があったので、これは私は出なくちゃいけないな……と、参加を決意しました。

それから大会までの約2ヶ月間は、なるべく毎日lichessで指すようにしました。その他、タクティクスを解いたり、オープニングを調べたり、いっぷくのチェスレッスンに参加したり、山田先生とらばを先生の講座を再視聴するなど、自分にできる範囲の勉強を少しずつしていました。

そしてついにチェスチャレンジの日を迎えました。私にとって初めてのチェスの大会です。

長くなったので、ひとまずここで終わります。続きは次の記事に書きます。

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