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エネルギーについて考えてみよう!

私たちの暮らしは、この100年で大きく様変わりしました。
それに伴って私たちを取り巻く自然環境、社会環境、住環境それぞれも大きく変化してきました。
そんな中でも生活様式の変化を支えているエネルギー問題も大きな岐路に立たされているといっても過言ではありません。
今、一極集中型エネルギー供給体制を見直す時になっています。みんなで考えてみよう、これからのエネルギーについて。


2050年温室効果ガス排出実質ゼロ宣言は果たして・・・

石炭火力発電全面禁止に向けた動き

主要7カ国(G7)の気候・エネルギー・環境相会合で2035年に向けて石炭火力発電所を段階的に廃止していく方針が決まった。
現在、日本における石炭火力発電量の国内電力消費量の3分の1を占めている。それは他の先進諸国特に欧米に比べても依存度は高い。
世界の石炭火力の現状や、G7の声明が各国のエネルギー政策にどんな影響を与えるか。また東南アジアなどの新興国は、果たしてその宣言を重く受け止めて方向転換していく考えをもってそれに臨むことができるのだろうか?それは些か疑問を感ぜずにはいられない。それは今の地球温暖化、気候変動激化を引き起こした張本人である先進諸国が足並みを揃えきれずにいるにもかかわらず、その負担を新興国、後進国に押し付ける構図は何も変わっていないからである。果たして、全世界がそれに向かって足並みを揃えて動き出すことができるのだろうか?
もう後戻りできないところまで来ている、今の地球環境は。
研究者がいうターニングバックリミット2030年までまであと6年。

豊かなエネルギー社会の確保が優先されるべきか、それとも・・・・
未来の子どもたちに残すべきは何かが問われています。
今こそ、人類に大きな問いかけを投げかけられているのかもしれません。

再生可能エネルギーの抱える問題点-ver.1

太陽光発電

急速に広がった太陽光発電所は、今多くの問題を投げかけている。
1,豪雨時の降雨の直接流出
それは、近年頻繁に発生するゲリラ豪雨、集中豪雨は100年確立の統計値を大きく上回る事態となっている。そんな雨量強度は頻繁に発生する中で、大量に敷設された太陽光発電パネルには、それを受け止める能力は皆無であり、もともとあった森林を切り拓いたところに設置したところが50%以上
であり、もともとの森林の持つ保水能力がなくなり、直接流するようになれば、土砂流出の危険性を増大させることなど、事前に予測できたはずである。

森林伐採の現状

2,森林伐採に伴う自然景観の悪化
前述のとおり、その多くが山林に設置されている。または原野であり、既存の屋根の活用は、そのうちのわずかである。
豪雨時の治水問題もさることながら、釧路湿原の広大な大地にも膨大な太陽光発電所ができている。
これは、貴重な自然景観を大きく損ねる何物でもないものである。エネルギーの必要性と自然景観をどちらが先かいう観点の問題だけだろうか?
3,太陽光パネルの反射光の影響

スメエネより引用

太陽光発電パネルから反射された光も角度が浅くなり、遠くまで光が届いてしまいます。パネルの角度を適切に調整する、反射を抑える防眩パネルを使用する、フェンスや植栽で光を遮るなどの問題が報告されています。
4,電磁波、騒音
太陽光発電設備のうち、主にパワーコンディショナは微弱ながら電磁波を発しています。住民側にそういった事実が認知されていない場合、不安に思われる可能性があります。
5,ピークカット電力が大きい
当然のことであるが、天気のいい時に集中的に発電するために、発電ピークが一定時間帯に集中して、過供給となる電力が大きくなります。そのためにベース電源としての活用に問題があります。そのための蓄電が必要になりますが、その蓄電装置にも設置費用に大きな課題があります。
6,使用するパネルの材料に有害物質が・・・
意外とあまり知られていないようなのですが、太陽光パネルには危険な有害物質が含まれている場合があります。特に海外製の太陽光パネルに多く見られるのが「カドミウム」という物質。この「カドミウム」は四大公害病の一つともいわれている「イタイイタイ病」を引き起こす原因となった物質と言われています。カドミウムを使用することで太陽光パネルのコストにつなげることが可能になっております。海外メーカーでは低コストの太陽電池として多くでまわております。また、カドミウムは光吸収の性能にも優れており大面積での生産にも使われていますので産業用太陽光発電に向いていると言われております。
しかし、その選定方法において、コストが優先されてはならないと考えます。次世代にお金を残すのか、有害物質を押し付けるのか議論してからの建設であるべきではないでしょうか?


【参考】エネルギー問題解決の切り札になるのか?

人工太陽

2050年までに世界の人口は100億人に達するといわれています。
そしてその時の消費電力の総量はなんと40兆KWhを超えるといわれています。この電力源をわたしたちはどうやって確保するのでしょう?

人工太陽とは、核融合によりエネルギー問題解決の切り札となり得るのでしょうか?その可能性はいまだ人類の確実な答えはありません。

原子力発電と核融合発電と何がどう違うのか

「核」と名前がついているので、大抵に人は核融合と原子力発電は混同されてしまいますが、核融合と原子力発電はその原理から実用における安全性まで大きく異なります。核融合は原子力とは違いについては、技術がまだまだ確立されていないのが現状です。

私たちに問いかけられていること

今、私たちは重要な岐路に立たされ、重要な決断を迫られているのかもしれません。
それは、ライフスタイルそのものを問われている気がします。

便利で豊かな暮らし

私たちの追い求めてきた便利な暮らしとは、本当に必要だったんでしょうか?
少なくとも私たちの子どもの頃は、24時間営業している商店なんてありませんでした。まして居酒屋だって一部を除けば、遅くまで営業していても午後10時にはしまっていました。それが当たり前だったはずなのに、今となると24時間営業のお店が当たり前、夏はエアコン、冬は暖房で快適な暮らしが当たり前。好きな時に好きなものが還るのが当たり前。
しかしその当たり前が、当たり前でなくなる時が迫っています。
大規模停電、食糧危機が目の前に迫っています。
今こそ、すべてをリセットして、原点回帰の時が来たのかもしれません。
日が暮れたら、寝ればいいだけのこと。寒ければ上着をもう一枚羽織るだけのことから始めますんか?



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