1.働く92歳、所得税も納める 元気なうちは現役で支え手に
すごい。90歳を超えても現役。私の事務所が入っているビルの管理の仕事をしている方も93歳といわれていて、驚きました。
でも、人は働いて社会とのつながりを持つことは大切だと感じます。
もう一つ唸らせるのは、マイクロソフトの記事でした。
2.Microsoft、ChatGPTのオープンAIに投資 数十億ドル
1万人の人員削減を発表した直後に、数十億ドルの投資の発表。日本企業にこのダイナミズムが実行できるでしょうか。
もちろん、失業した人が次の就職やこれをきっかけに学び直すなどの仕組みやセーフティーネットは必要だと思いますが、進化の早い時代に対応できる雇用の柔軟性は強みの一つです。
3.高齢社会の日本は雇用の在り方を強みにしたい
進化するテクノロジーを学び続ける必要はあると思います。雇用の流動化も必要です。組織が進化する必要もあるからです。
一方で、長く働くことも日本の強みの一つになりうるかもしれません。前掲の記事を考えると、個人による差はあるものの、定年を撤廃し、働けるところまで働く企業が増えてもよいのではないでしょうか。
65歳で定年という概念が「そこまで働く」意識を高めている気がします。一生仕事をしていく(もちろん、本人の希望があれば)のが当たり前の社会であれば、50歳を超え、60歳を超えてもまだまだスキルアップして進化したいという意識に変わるのではないでしょうか。
スポーツでも、選手寿命は延びています。自己能力の革新もまだまだ伸びると思うのです。
大胆な雇用の流動化ももちろん必要です。ですが、社会全体では、「長期労働」がテーマになってもよいのではないでしょうか。
いつまでも現役で働く。超高齢社会の日本の強みになればと思いました。
未来創造パートナー 宮野宏樹
【日経新聞から学ぶ】