【日経新聞をより深く】ゼロコロナに高まる不満 ネットで異例の抗議写真~ゼロコロナの現実~
1.ゼロコロナに高まる不満
中国でゼロコロナ政策に対する不満が表に出てきました。監視や統制の厳しい中国で不満がこうして出てくるのは国民の中では相当に不満が溜まっている証拠ではないでしょうか。
フィナンシャルタイムズの記者が濃厚接触者として隔離施設で過ごしたレポートが掲載されていました。ぜひ、一読おすすめします。
2.中国の秘密のコビト収容所で10日間を過ごしました。
3.習近平の政策は中国を引っ張っていけるのか?
フィナンシャルタイムズのレポートを読んで、正直、これは嫌だなと思いました。
濃厚接触であっても、10日間の施設隔離。不自由極まりないです。
そして、レポートの中で非常に印象的だったのは、「コロナは、怖い。なぜなら、仕事につけなくなるから」という言葉でした。
全てが自由であるとして、社会的に迷惑なことも関係ないとするのは良くはありません。しかし、全てを監視と統制で、自由を奪うのもおかしな社会です。
中国はコロナを抑え込んだとして、強い統制は民主主義よりも優れていると喧伝していました。
しかし、このゼロコロナ政策で経済の失速は明らかで、人々の自由を奪った代償は大きくなるでしょう。
では、民主主義が優れているのかというと、各国のリーダーは批判の的になっています。
どちらが優れているかという問題ではなく、指導的立場に立つ人の人格というのが大切なのかもしれません。
私には、習近平の政策がこのまま、中国共産党の政策となり、中国を引っ張っていくのであれば、どこかでほころびが出るのではないかと思います。
今後の中国は民衆の動きに注目する必要がありそうです。
未来創造パートナー 宮野宏樹
【日経新聞から学ぶ】
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