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2023年は文明の転換が顕著になった年として記録されるだろう

大航海時代を経て産業革命が起こり、西洋文明が花開きました。ポルトガル、オランダ、英国、そして米国と覇権は移り変わりましたが、一貫して西洋文明が全盛の時代でした。科学は発展し、目に見える物が重視され、唯物史観が絶対のものとされる文明の極みまで到達してきました。

2021年にウクライナ戦争(ロシアからすると特別軍事作戦)が始まり、勃興するロシアと西側諸国との対立が表面化しました。当初は軍事衝突が前面に押し出され、ロシアの「力による現状変更」などと言われることになっています。

しかし、2022年、2023年と時を経るにつれ、西側のこれまで巧妙に隠していた非道ぶりや残虐性、ルール無視の一方的な自己主張が明らかになってきました。さらに、イスラエルーハマス戦争では、米国のイスラエル支援や国連での停戦決議への反対で、米国への反発は高まり、世界中で米国の過去の非道ぶりが明かされています。イスラエルへの反感はそのまま米国への反感となっています。

と、このように書いても、日本ではまだ受け入れてくださる人は少ないでしょう。未だに大手メディアはロシアは悪であり、ウクライナは被害者、そして、ハマスは悪のテロ組織だからイスラエル支援は仕方ないと思っている人が多いのではないでしょうか。

世界の変化に気づいている人と気づいていない人の二つに分かれてしまっています。ロシアの経済は好調であり、EUよりもはるかに早いペースで経済成長しています。ロシア国内では西側の企業が撤退したことで、かえって国内産業は盛り上がっています。ロシアとの貿易を増やす中国やインド、さらに中東諸国はロシアとの関係を深め、サウジアラビアはロシアへの投資を増やします。BRICSはアルゼンチンは加盟しなかったものの5カ国が増え、2024年はロシアが議長国として更なる飛躍が予想されます。またBRICSは少なくとも原油生産量の4割を握ります。イスラエル人全体が戦争を望んでいるのではなく、ほんの一部のシオニストが政権の中枢にあり、彼らの思想がジェノサイドを実行させていることも世界中が知ることになりました。

西アフリカではフランス軍が全て追い出され、アフリカにも真の独立がもたらされようとしています。その時のパートナーは米国でもG7でもなく、ロシアであり、中国であり、中東です。

イスラエルのシオニストは世界から徹底的に批判されており、仮に戦闘に勝利しても、国家としてやっていけるかどうは分かりません。ユダヤ人が全てシオニストではなく、シオニストこそテロリストであることが明らかになってきました。

気がついている人は、G7は世界の中心ではなくなっていることを知っています。気づいていない人は未だにロシアは悪で、中東は危ない地域であり、アフリカは遅れた国として認識しています。時は30年前で止まっています。

「相互利益の尊重、内政不干渉」これは、ロシアが原則としている方針ですが、西側の国々の真逆の原則です。米国は世界各地の内政に干渉し、イラクのように「嘘の情報」を元に攻撃され、国家を破壊されることもしばしばです。利益は一方的であり、富の収奪を行います。

結果として、最後の姿は世界から嫌われ、衰退していくというものです。

ここから文明の転換の話です。

ロシアのプーチン大統領の言動、行動にそのサインがあるように感じます。プーチン大統領は非常に信仰心の篤い人であり、神の意志を意識しているように感じます。民族の歴史や伝統を重んじ、相手を尊重し、差別がない。それは、国連や国際法を重視しようとする姿勢に現れています。米国よりもよっぽどその姿勢が伺えます。

また、目に見えないものに対して畏敬の念を抱いているようにも感じます。今、世界では唯物論から唯心論への転換が起きているのではないでしょうか。それは科学的にも、量子力学の考え方が広がり、目に見える世界だけでなく、目に見えない世界も科学で説明ができる可能性が出てきていることと無縁ではない気がしいます。

古典力学で説明されていた世界は、「目で見える」「人が感覚的に理解できる」世界でした。しかし、量子力学は「目には見えない」「人が感覚的には理解できない」世界です。

量子力学の広がりによって、これまでスピリチュアルな話として敬遠されていたことが、科学で説明できるのではないかと思えるようになってきました。

お金や権力は誰もが理解しやすいものです。一方、精神性の高さは目には見えず、理解がしにくいものです。しかし「真実は目に見えない」が「科学的に説明できる」ことだと理解する人が増えてきたのではないでしょうか。

自分の富を増やすということは実に目に見えやすく、人にも理解しやすいものです。他国を屈服させ、富を収奪し、富を集めるのは現象として分かりやすい。一方で、相互利益を尊重することによって、最終的にお互いに幸福を得られるという考え方は分かりにくい。相手を尊重すると、自分が損をするという感覚が植え付けられてきたからです。理想論としてはわかるけれど、「現実的には・・・」と思われてきました。

それが、今、現実世界で起きようとしており、今後の世界は、量子力学のように、これまでは理解できなかった世界、つまり精神、心の豊かさ、相互利益の尊重こそが、結果として、幸せと豊かさを運んでくれるということがわかるようになる世界が来るはずです。

今目の前で起きている出来事は、他国の富を収奪し、多数の人を殺し、それで世界を屈服させることはできないという出来事です。ロシアが世界との関係を深め、返って経済力をつけ、外交で輪を広げているのは、その根本に「精神的な柱」があるからではないでしょうか。私がプーチン大統領の姿勢に一番感じるのは、信仰心です。そこにブレない柱があると感じます。

おそらく、このようなことを書くと、多くの日本人には、「ロシアのプロパガンダに洗脳されている」と言われれるのではないでしょうか。

しかし、その答えは、2025年頃には、随分とはっきりと出ているのではないかと思います。

2023年が終わる今、2023年は文明の転換が顕著になった年として、人々に記憶される年になるのではないか、そう感じています。

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