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批判に負けないマインド5選

■仕事における批判とは?
 仕事や情報発信をしていると批判や指摘を受けることがあります。批判や指摘を受けてもあまり気にならないという人もいます。一方で、批判や指摘を受けることで強くストレスを感じてしまう人もいます。人の成長には多少のストレスは必要だと言われています。しかし、あまりにも強くストレスを感じてしまうと、心が折れてしまいかねません。ですから、批判や指摘を受けても必要以上にストレスを受けないようにすることが大切です。今回は、批判や指摘に強くなるための5つのマインドセットについてお話をしていきたいと思います。

■批判に負けないマインド5選
①言葉は空気の振動だと気が付く

 批判や指摘を受けてストレスに感じるというのは、実は自分の思考が引き起こしています。誰かから発せられた言葉の意味を理解して、批判されていると判断するのは、全て自分の思考です。ですから、何か批判めいたことを言われたときには、言葉はただの空気だと気が付くことが有効です。実際のところ何を言われても、鼓膜が振動するくらいで、それ以外には害を受けることはないのです。
 文字による批判も同じです。文字情報は、ただの光の信号を目で知覚して脳で言葉に置き換え理解しているだけです。言葉や文字で批判をされても身体的には何の被害も被っていないということに気が付くことが大切です。自分がストレスに感じるのは、自分の解釈の仕方なのです。
 
②学べるポイントは学ぶ
 批判や指摘に必要以上にストレスに感じないのであれば、次のポイントは学べるポイントは学ぶということです。やはり、他人は自分にはない視点を持っています。つまり、客観的に自分を評価してくれます。ですから、他人からの批判や指摘には自分が成長するためのヒントが含まれていることが多いです。もちろん、批判や指摘によって、深く傷ついてしまったときには、無理をする必要はありません。

③「他人の評価」と「自分の価値」を切り離す
 「他人の評価」はあくまでも、他人の視点でしかありません。とても低い評価を受けたとしても、「自分の価値」とは全く関係が無いことなのです。ですから、他人から批判や厳しい指摘を受けたときに「自分の価値」が無いと思うのは間違っています。エジソンは小学校を3ヶ月で辞めていますし、アインシュタインも5歳まで声を発することすら出来ませんでした。他にも偉人と呼ばれている人ほど、他人から評価されない時期を過ごしていることが多いように思います。他人の評価ほど当てにならないものは無いのです。

④一生続くわけではないと割り切る
 他方、②でお話した通り、客観的な指摘が自分の成長の役に立つこともあります。ですから、色々と指摘を受けることを前向きにチャンスと捉えて、成長の原動力にすることもできます。他人から色々な指摘を受ける時期というのは、永遠に続くわけではありません。ある程度、仕事を覚えていくと、指摘されることも減りますし、偉くなると人から指摘されにくくなるために、道を誤る人もいたりします。ですから、批判や指摘を受ける期間は限られていると割り切って、乗り切るという考え方も有効かもしれません。

⑤環境を変える
 最後に、あまりにも批判や指摘が厳しすぎて、自分が潰れてしまうという時には、思い切って環境を変えることも必要かもしれません。終身雇用が崩壊している現代においては、心を壊してまで組織にしがみつく必要はありません。どうしても、批判や指摘がストレスの限界を超えていると感じる時には、きっぱりと環境を変えることも必要かもしれません。

 以上が批判や指摘を受けた時に必要なマインドと対策となります。基本は、柳のように受け流す、もしくは、積極的に学ぶ機会ととらえることが良いのかなと思います。しかし、自分のキャパシティを超えるような状態にある時には、心を壊す前に逃げるという選択肢もあることも忘れないようにしましょう。

(第55回 2022/4/12)


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