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たくさんのものを残してくれてありがとう

今日はSHINeeのメンバーであるジョンヒョンの命日です。
ジョンが旅立ってもう4年の月日が流れました。
毎年この時期になると胸が痛くなります。

ジョンがもうこの世にいないということが長い間信じられませんでした。
その年の春にコンサートで元気そうな姿を見たのに、なぜ?そんなに苦しんでいたの?と、悲しいような悔しいような感情に襲われました。
そこまで追い詰められたジョンの心情を思うと、胸が痛くて涙が止まりませんでした。

その後、ジョンのいないSHINeeを見るのも、辛いはずなのに必死に頑張るメンバーを見るのも辛くて、SHINeeを見なくなりました。

それでも私が生きるのが辛かった時、助けてくれたのはジョンでした。
卒論がうまくいかず悩んだ時期、社会人になってストレスに押しつぶされ日々苦しかった時期、ジョンの音楽や言葉を何度も何度も聞きました。

青い夜というラジオ番組でジョンが話した言葉。

「みんなそんな風に生きてるんだ。君だけがしんどいんじゃないんだよ」この言葉、僕は世界で一番間違った慰め方だと思います。相手と他の人を比べること。

こんな言葉もあるじゃないですか。
「死ぬ勇気で生きろ」この言葉。僕は最も良くない慰め方だと思います。
辛い人、憂鬱な人、大変な人、疲れている人に対して「そう考える思考で、そう考える勇気で他のことをしろ!おい!お前そんな風にしんどくて疲れて良くない考えをするそのエネルギーでただ早く動いて、やるべき事を早くやるのがいいと思うよ」と話してくれるのは、実はその人もわかっています。早く動いて解決すればいいのはわかっているでしょう。とてもそうしたいでしょう。だけどそんな風にできないから。

目に見える体の傷とは違うものなんですよ、心の傷というのは。
だから誰かを慰める時は、自分の目に見えない何かが存在するという事を一度考えなければならないと思います。

誰かを慰める時は自分と比べながら、または他の誰かの状況と比べながら慰めるより、ただその人について話してあげるのがいいと思います。


私はこの言葉に何度も慰められました。
そして、この言葉をしっかり胸に刻んでおきたいと思いました。

ジョンが作った「한숨」という曲にも慰められました。「溜息」という意味です。 
繊細で、辛い思いをたくさんしたからこそ書ける歌詞だと思います。
思えば、私の受験勉強を支えてくれたのもSHINeeの曲でした。
初めてのバイトで心が折れそうだった時、バイト先でWinter wonderlandが流れてきて励まされたこともありました。

ジョンはもうこの世にいないけど、たくさんの言葉や音楽を残してくれました。
ありがとう、ジョンヒョン。
お疲れさま。

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