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同僚と一緒にいて気づいた自分との違い

一緒にいる人と自分を比べて、自分の考え方の癖に気づくことありませんか?

私は最近部署を異動したため、多くの時間を共有する人が変わりました。
その方は一言で言うと、人とのコミュニケーションを臆せず行える(ように見える)人です。

今いる部署は、新規事業の開発を行うところです。都内にあるシェアオフィスを借りていて、同じように新規事業を模索する他社の人たちと協業の可能性を話し合ったり意見交換したりすることもあります。
そのシェアオフィスの社長は、自身もいくつもの新規事業を成功させ、スタートアップ支援もやっています。シェアオフィスで定期的に開かれるセミナーはいつも満員御礼です。

さて、同僚と一緒にエレベーターに乗っていた時、その社長と次の階で乗り合わせました。
私はその時とっさに、「シェアオフィスの会員は約800人。2、3度セミナーに参加した私のことはきっと覚えてないだろう」と考え、会釈にとどめました。

一方、同僚は迷うことなく「こんちわ!」と挨拶。

同僚も、社長との面識は私と同じくらいです。
もちろん社長は「どちら様でしたっけ」とは言わず「こんにちは」と明るく挨拶を返していました。

帰り際、同僚に聞いてみました。
「エレベーターで社長と乗り合わせた時、私は会釈してしまったんですけど、○○さん(同僚の名前)はちゃんと挨拶してすごいですよね。社長は覚えてないかも、とか怖くなりませんか」
「俺もそう思ったけど、まあいいかなって。挨拶して損ないし」

「だれだっけ」と思われることに怯んで会釈にとどめた私。元気に声を出して挨拶した同僚。
気持ちよく、先方の印象に残るのはきっと同僚のはずです。

「誰だっけ」と思われて恥ずかしい思いをする自分が怖いというのは、自分のことしか考えていない、言ってみれば自分本位の考え方です。一方で元気に挨拶することは「あなたとコミュニケーションをとりたいよ」という意思表示。相手と自分がともにある考え方です。

挨拶という一場面でしたが、同僚という他者の考え方に触れたことで自分のコミュニケーションのとり方を考えるきっかけになりました。
あまり臆病になりすぎず、相手に近づいていっていいのだなと感じた一幕でした。

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