見出し画像

地方自治体職員に伝えたい!人材不足と業務過多に立ち向かうための心構えと希望

人材不足と業務過多に立ち向かうための心構えと希望

地方自治体の職員として働く皆さん、日々の業務にお疲れ様です。私たちが直面している人材不足や業務過多の現状は、本当に厳しいものです。時には「もう限界だ」と感じることもあるでしょう。しかし、そんな時こそ、私たちの仕事の意義や役割について改めて考え、共に困難を乗り越える力を見つけることが大切です。

固定資産税課税業務の体験

数年前、私は固定資産税課税業務を担当していました。その業務では、住民からのクレームや不服申し立てが日常茶飯事でした。特に、土地の固定資産税の決定に関する法律的な解釈や、路線価、公示地価などの様々な指標を基にした計算は、複雑で時に矛盾をはらんでいました。

ある日、一人の住民が納得のいかない固定資産税の額について強く抗議してきました。最初は過失を認めたくないという職場の体質が見え隠れし、私自身もどのように対応すべきか迷いました。しかし、問題を大きくしたくないという体質に流されることなく、誠意を持って住民に説明し、間違いがあった場合にはきちんと謝罪しました。

モチベーションの低下と住民からの感謝

こうしたクレーム対応が続くと、モチベーションが低下することもあります。しかし、一方で、住民から「ありがとう」と感謝の言葉をもらった時は、私の心に大きな力を与えてくれました。特に、難しい案件を解決した後に住民から感謝の手紙をいただいた時の喜びは、何物にも代えがたいものでした。

防災業務の重圧

私たちの業務は、防災対応のように答えのない課題が多く、どれだけ努力しても業務が膨大に膨れ上がることがあります。防災計画の見直しや住民の安全確保に関する対応は、常にプレッシャーが伴います。これらの業務をどうやって効率よく進めるかが、職員の大きな課題です。

モチベーションの維持

どうやってモチベーションを保つのかが課題となりますが、私は様々な書籍を読んで知識を深めることや、時には自己啓発本を読んで心を整えることが役立ちました。特に、将来的な視点から地域の住民が住みやすい環境を作るための知識を得ることは、私のモチベーションを高める要因となりました。

閉鎖的な職場環境とリスクを取ることの重要性

私たちの職場は閉鎖的な環境であることが多いですが、リスクを取ってでも意見を言うことの大切さを忘れてはいけません。しんどい時も、自分の意志を大事にして、正しいと思うことを貫く勇気が必要です。議会や住民の意見を全て受け入れるのではなく、将来を見据えた判断が重要です。

少子高齢化と地域の未来

少子高齢化が進む中、このままでは地方は閉鎖していく方向に向かうかもしれません。住民が住みやすい地域を作るためには、必要な業務と不必要な業務を明確にし、不要な業務を排除することが求められます。また、定年が近い職員が事なかれ主義に陥ることなく、まだ将来のある若手職員のために道を開いていくことが大切です。

テクノロジーの理解と活用

最後に、テクノロジーに対する理解を深め、使われるのではなく使うことが必要です。これからの地方自治体は、テクノロジーを活用して効率化を図り、住民サービスを向上させることが求められます。

希望と勇気

どんなに困難な状況でも、私たちにはそれを乗り越える力が必ずあります。人材不足や業務過多の中であっても、自分たちの仕事の意義を再確認し、周りの人々と協力して進んでいきましょう。未来には、きっと素晴らしい出来事が待っています。困難に立ち向かう勇気と希望を持ち続け、一緒に前へ進んでいきましょう。あなたの努力は、必ず誰かの力となっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?