みんなで耕して、みんなで食べる
はじめに
「日本の豊かな自然が残る棚田の風景を次世代に残していきたい」
という思いで活動しています。
棚田は世界中に存在していますが、中でも日本の棚田は人口が急激に増えはじめた江戸期ごろから国土が狭いなかでどのように「食糧を確保するか」が課題となり、日本人の主食とも言える米を作るために、山を切り、埋め、さまざまな工程を経て棚田が構成されていきました。
そんな棚田は、山から流れる水を受け止め、稲作をすることで養分を培養し、豊富な栄養を川や海に流すことで、陸上生物・海洋生物の生態系を活性化させる人工物で唯一の自然の一部に溶け込んだものとなりました。
さらに、自分達で育て自分達で食べる自給自足のスタイルがそこにあり、<生きるために>「自分達で耕し、食べ物を育てる」というところから、稲作を中心とする日本文化はさまざまな多様性を持ち成長してきました。
それから数百年、経済成長が進んだ現代では「食べ物はお金で購入するもの」と価値観が変化し、食べ物は「生産者」である一次産業者が作るもの。「消費者」は売ってある食べ物を購入するもの。になってしまいました。
これは、消費者と食べ物との距離が開いているように感じています。
さらに、昨今ロシアのウクライナ侵攻を受け世界中で食糧危機に対する危機感が強まてきた中で、食のほとんどを輸入に頼っていた日本がどのようにして生き残ることができるか?と考えた時、昔のように「自分の食べ物は自分で育てる」というスタイルに変化していく必要があると思っています。
そこで私たちミライステラスは、棚田というフィールドでもう一度「食べ物を育てる」という根底的な営みに目を向け、多くの人と棚田をシェアし、棚田に関わってくれた人たちと一緒に棚田の恵みをシェアしていきたいと思っています。
そして、興味があるけど足を運ぶことができないという遠方の方ともSNS等を通じて繋がり、みんなで生きていける世界を作っていきます。
私たちは棚田に来てくださる方も、なかなか足を運ぶ事ができない方も、
分け隔て なく仲間だと思っています。
みんな仲間だから、
棚田で採れた美味しいモノをどんどんお届け(シェア)したい。
耕すことで得た学びを分かち合いたい。
お時間ある方は是非、一緒に耕しましょう♪
もちろん、棚田でのんひびりされても構いません。
なかなか足を運ぶ事ができない方は、応援していてください♪
その想いは私たちの大切な活力です。
棚田での自給自足のシェアリンぐを通して私たちが思い描くのは
【give & take】で はなく、
お互いが【give & give & give!!】な世界。
この地球にはもっともっと多くの豊かさが ある
ということを感じて欲しい。
この取り組みに賛同くださる皆さまに
沢山の発見や学びがあったらいいなと願って います。
2022年6月15日 株式会社ミライステラス 前田晴郎
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