2022/08/21_悲しみがあるから本当の愛情に出会える
人生は良いことばかりではない。時にはつらいことやしんどいこと、自分が予想が出来ないこともある。
でも、そういう状況だから出会えることが絶対にある。むしろ、良くない状況でしか出会えないこと、気付けない感情がある。
僕は彼女に振られた。
それはとてもつらく、受け入れがたく、憎しみや怒りに押しつぶされそうになった。
僕はこれまで彼女と過ごした日々を思い出し、深い悲しみに飲み込まれていた。自分のことを責め、後悔に心がいっぱいになることもあった。
でも、その状況だからとても悩み、自分と向き合い、相手と向き合い続けた。
そうするとあるきっかけで、その悲しみや憎しみなどの負の感情を包み込む、より大きな温かく穏やかな感情が自分の中で湧き出てきた。その感情は温かく、穏やかで、これまでの負の感情を全て包み込み、全ての出来事・人を認めてくれるそんな感情だった。
負の感情と向き合うからこそ、本当の愛情や優しさが生まれてくる。自分への愛、相手への愛、これまでの出来事への愛であふれ、とっても心が豊かになる。そうすると自然と本当の意味での相手を想った行動ができる。
「相手を思い通りにしてやろう」としてする行動はどこか自分も苦しい。自分のことばかり考えてしまって、損得勘定で生きてしまうので、イライラしてしまう。実は僕は最近、彼女への行動がそうなってしまっていた気がする。だから、今回、そういう自分になっていたことに気づけたことがとてもうれしい。もう少し早く気付くことができたら、良かったけど。
でも、今回僕が負の感情と向き合えたのは、僕がすごいわけでもなく、向き合いたいと思える彼女だったから。向き合いたいと思える彼女が僕を負の感情に向き合うエネルギーになったんだと思う。
だから、本当にそんな彼女に出会えてよかった。そんな彼女がこの世に存在してくれてよかった。
自分は自分では自分に成らない。自分は周りの人、自分と関係する人で自分という人間が出来ている。それをすごく実感した。
表面的な優しさやテクニックではなく、もっと人間の根っこにあるような愛情で繋がり、認め合える恋人関係でありたい。
失敗して、多くを経験して、人間は大きくなる。
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