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中判との出会い。

ついに、中判写真の世界に足を踏み入れてしまいました。

ZENZA BRONICA C。込めるフイルムはLomography Color Negative100です。安くて粒状性も良いらしいので。色味も作例を見るに良さそうで、入門にはコレだなと選びました。

はじめての1枚。慣れない人物写真です。

最初はスクリーンのモルトのみ修理していて、ミラー裏のモルトを触っていないのでピンズレが起こっています。でも、ズレた先、砂の解像感がとんでもない…なんだこれ、なんだこれ。

ワンの家がくっきりと。準標準の広めなレンズですが、前ボケ、後ボケともに綺麗です。敢えてこのピント位置にした、なんて言っても通じそうな構成の良さ。

この頃にはミラーも修理して、ファインダー上でも正確にピント合わせできるようになっています。
飛行場にて。小さく写しても、かなり解像して、そして暗部は潰れにくくしっかり主題になってくれています。
色はコッテリ気味で、暖色系のようです。気に入りました。

薄れゆく霧の海。

尾道めぐりの記憶。坂の上では息切れしていたこともあり、撮る気力はなかったようです。
撮影時もファインダーを通してみる世界に息を呑んでしまいますが、仕上がったネガ、スキャンした画像を見たときも同じくらいの感動があります。

絞り環の回転方向を間違えて、絞り開放のつもりで最小絞りにしていたものです。流石フイルムのラチチュード、スキャナの増感とあわせればそれなりに救出してもらえる様です。露光時間はたしか3分ほどでした。

残り枚数を気にしてか、たまにはと多重露光で遊んでみたもの。思った通りの構図になりましたが、とっても難しいですね…デジタルで簡単に合成できてしまう時代ですが、敢えてその場勝負で出来るほうが、作品としては力を持ちそう。

ボケボケ。前ボケを試すべく撮りましたが、とても説得力のある前ボケでした。


中判写真、これは続けるほかありません。35mm判は一旦休止して、1枚1枚をより大切に撮る活動をしていきたいです。


ZENZA BRONICA C
Nikkor-P 75/2.8
Lomography Color Negative100

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