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R5年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミライカナイ~ 高江洲中学校 お金のワークショップ編

プログラムについては別記事にまとめています
R5 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて

こんにちは。ミライカナイ広報担当のチネンです。

2023年11月13日(金)高江洲中学校1年生、約176名を対象にお金のワークショップを行いました。

高江洲中学校は沖縄県うるま市勝連半島の付け根の南東部に位置し、地形上、丘陵地帯の裾に広がる平坦部で「下原:しちゃばる」と呼ばれています。学校敷地壁面はツタで被われランの花が咲き落ち着いた雰囲気の中に学舎があります。

高江洲中ホームページ(note)より抜粋

ー「生きるため」から「豊かに生きるため」へ

今回はお金のワークショップ。生徒達がこれまで意識しなかった、もう少し大人になったとき、生活していく上で身近で、大切な「お金」について考えていきます。

ーお金との関わりを考える

授業の初めは、今回北海道から来てくれたキヨトさん(株式会社ヒナタヤ代表)のアイスブレイクから始まりました。

「皆さん、お金は好きですか?嫌いですか?」という質問で、生徒たちの関心を引きつけ、多くの生徒が「好き」と答えていました。キヨトさんは続けて「それはなんで?」と問いかけ、生徒たちからは「なんでも買えるから」「ゲームに課金したい」と子供らしい回答が多くみられました。

「一億円あったら何したいか」の問いには想像ができない額に答えが出ない生徒も見られました。
お金が好きな人も嫌いな人も分からないという人もみんなでもう少しお金について考える時間にしましょうと授業が開始しました。

ー子どもたちの「お金」の理解を深める

各クラスでは、サポーターの皆さんの自己紹介から始まり、生徒に昨日使った金額をかいてもらいました。その後にサポーターの方が昨日いくら使ったかという話をし、サポータの中でも個人差があるものの、「家賃や光熱費などを日割り計算するともっとかかるよね」という説明に、こんなに必要なの?!と驚いている生徒もいました。


実際に生活費がいくらかかるか生徒に考えてもらいました。月々にどれくらいのお金がかかるのか、月にどのくらい稼げばいいのか、うるま市内に住んで仕事をするケースを仮定し、「出ていくお金」「入ってくるお金」について、友達と一緒に調べ、近くのサポータに相談しながら真剣に考えていました。

また、どんな職業があって、それぞれの職業の平均収入なども調べ、自身の興味のある仕事を調べたり、こんな仕事があるんだ、と発見もあったようで、「こんな仕事してみたいな」と思いながら、それぞれの将来の視野が広がったようです。さらに、最初に調べた生活費と比べて、自分の興味のある仕事だとどんな生活になるか(貯金などできるかなど)を想像していました。それぞれの職業の収入と生活費を比較することで、生徒が自分自身の将来についてもう少しリアルに考えるきっかけになったのではないでしょうか。

ークイズイントロダクション:お金に関する楽しい挑戦

ハーゲンダッツ無料券をかけたお金にまつわるクイズでは各クラスで大盛り上がり!!

お金に関する様々なクイズに挑戦しました。自動車免許の取得費用やニューヨークへの旅行費用など、様々なクイズを通じて、お金の実際の価値について学び、生徒が想像していた以上の金額に驚きの声が多く聞こえました。

今回のワークで生徒からは、たくさんの「よかった」という声もいただきました。

・とてもわかりやすかったし楽しかったです!!将来のお金の使い方も考えることができました!
・スタッフの人も優しかったしお金のこと前よりわかった 将来お金たくさん使うと思うから今日授業でやったこと思い出して活かしていきたい
・生活するためにたくさんのお金を使うことがわかった。
・わかりやすくてコミュニケーションが取りやすくとても楽しく授業ができました。


生徒たちは、生活におけるお金の必要性や、お金の賢い使い方について興味が芽生え少し理解できたようでした。

ー最後に

お金はただ生活するためだけに使っていればいいわけではなく、使い方によって人生を豊かにも貧しくもします。様々な経験のために賢くお金を使い、増やす方法を学ぶことが大切です。自分の私欲のためだけじゃなく「豊かに生きる」ために考えて使っていかなければならず、稼ぐ・貯める・投資をどう自分でコントロールしていくかという大切さを、今回のワークで感じてくれたのではないかと思います。

今回のワークショップが生徒たちにとってお金に対する学びになり、お金を稼ぐには少し早い年齢ではありますが、今から意識することで自分で働き始めたときに、少しでも役に立てばいいなと思います。

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