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R4年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 石川高等学校

プログラムへの想いを別記事にまとめているので、良ければご覧ください!
R4 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ プログラムについて

こんにちは、うむさんラボ学生スタッフのあきらです!

今回のミラカナプロジェクト、実は数名の中心となる大学生メンバーも一緒に運営に携わりながら、うるま市の子どもたちと学びを深めています。
これから私も何度かnoteの記事の執筆やSNSの発信で登場することもあると思うので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!

11月15日に石川高校1年生115名を対象としてこれまで実施していなかった新しいワークショップを行いました。いつもは教室でワークショップをすることが多いのですが、今回は初めて体育館での開催。教室で行う時とは違い、生徒同士が小さなグループをつくりワークを進めていき、115名の生徒が集まった体育館には、生徒の明るく楽しそうな声が響き渡っていました。

石川高校ってどんなところ?

石川高校はうるま市の北側にあり、県内でも最も最も古い歴史を持つ高校です。石川高校では2019年より「特別進学クラス」以外に「アクティブ進学クラス」「教養発展クラス」と新しいカリキュラムがスタートした、特色ある高校です。
 学校行事では、「文化祭」「体育祭」「舞台祭」といった年に1度の行事だけでなく、年度ごとに積み上げた経験をもとに、生徒自身が自らの手で学校の伝統を築いていけるような行事を提案していきます。

石川高校パンフレット(令和4年)より

当日のプログラムについて

5時間目は、「業種、職業、職種」について考えるほか、「おにぎりの旅ワーク」を実施し、コンビニでおにぎりを購入するまでにどんな職種があるのか考えるワークを行いました。

同じプログラムでも、実施する学校や対峙する生徒によって、今までに無かった質問が飛び交います。
この日は社会人9名と大学生4名が参加しましたが、生徒たちは手が止まることなく自分たちでたくさん考えてくれました。

「おにぎりの材料となる米を作るために必要な農具をつくる人はだれ?」
「コンビニにはたくさんの種類があるけど、具はどうやって集めるの!?」

と細かいところまでたくさん考えてくれて、私たちも改めて「どうやっているんだろう?」と考える時間になりました。

ミラカナ新プログラム「最強のコンビニ」

6時間目は、ミライカナイの特別プログラム「最強のコンビニ」という戦略カードゲームを行いました。

・コンビニ戦略カードゲームってなに?  
このワークショップでは、参加者全員がコンビニ運営会社の社長になりきります。そこで「フロント」「ミドル」「バック」の業務内容が細かく記載されたカードを複数選び、コストとリターンのバランスを考えながら会社の拡大を疑似体験できるカードゲームです。生徒たちが、会社を拡大させていくために必要なこと、また、それぞれ「フロント」「ミドル」「バック」ではどんな職種があるのか、自分は何に興味をもっているのか考えるきっかけになることを目的としています。

これまで「どんな仕事があるのか」や「この仕事をするために必要なスキルは何か」等を考える機会はあったと思いますが、「会社を大きくしていくためには」という、いわゆる経営視点で物事を考える機会はなかなかなかったと思います。初めは「戦略の立て方がわからない」「なんでリターンが無いことをする必要があるんだろう」と困惑している様子が見られましたが、ゲームを進めながら学んでいきました。

ゲーム内では手持ちポイントの増減を大きく左右する「アクシデント」となるものがあり、アクシデント発生時には一喜一憂する様子も見られ、ゲームが終盤を迎えるころには、自分の所得ポイントを友達と共有しながら盛り上がりました。

私自身も、「経営者」という視点から物事を考える機会は多くないので、色々考えさせられましたが、生徒たちも「コンビニだけでもこんなに関わり方や考えることがあるんだ」「自営業を考えているが、どんな準備をすべきなのか気づくことができた!」という声をいただき、「働く」ということを想像する時間になったかと思います。

振り返って

今回、今までのプログラムに加えて新しくカードゲームを行いました。生徒たちと一緒にカードゲームに参加し、私自身も経営視点から考えるのはあまりない経験だったため、「働くうえで大切にしたいことは何か」や「どう売上を伸ばしていきたいか」などと自分と向き合いながらゲームに取り組むことができました。
担当したグループの生徒たちに「なぜこのカードを選んだの?」という質問をされ、その質問に対して自分の考えを答えながら私はどのような価値観をもっているのか改めて考える時間になりました。

生徒たちがこの時間で学んだことを頭の片隅に置き、これからのキャリアについて考えるきっかけになっていれば嬉しいなと思います。


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