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R5年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミラカナ~ 具志川中学校 お金のワークショップ

プログラムについては別記事にまとめています
R5 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて

こんにちは。ミライカナイ広報チームのたかこです。
2/14(水)具志川中学校の1年生を対象にお金のワークショップを行いました。

具志川中学校での名刺ワークショップの記事は下記URLよりご覧ください。
https://note.com/mirai_kanai_2022/n/n7352735fc746?sub_rt=share_pw

今回のお金のワークショップは運営メンバーと14名の社会人メンターで進めていきます。平日の午後という時間。お仕事を調整して生徒たちのメンターとして駆けつけてくれることに毎回、教育への熱量を感じています。

授業開始前に進め方や伝えたいことを話し合う様子

自己紹介でも「どのようなアルバイトや仕事をしてきたか」「お金についてのエピソード」など、仕事とお金について話していました。生徒たちも、身近にあるお仕事から、聞いたことはあるけど未知のお仕事まで、様々な仕事とお金のお話を興味深そうに聞いていました。

イントロダクションとして、みんなのお金についての関心を聞いてみます。
全体進行のじゅりさんが「お金についてどう感じているのか」を生徒に問いかけます。お金が好きな人、嫌いな人、なぜそう感じるのか?お金があったらどういう風に使いたい?をslidoというオンラインツールを使ってみんなの考えを共有してもらいます。「(好きか嫌いか)考えたことがなかった」「色んなものが買えるから好き」「お金があったらお家を建てたい」
お金について考える事でこれからの授業に意識を向けていきました。


イントロダクションの後は支出についてのパート「出ていくお金」
生活費について考えます。前回の与勝中学校より、お金と同じく大切なお話、2024年1月1日に発生した能登半島地震のお話を取り入れています。被災地はどのような現状か。復興には時間もお金もかかる。報道が少なくなっても被災地の復興は続いているという事を知っていてほしいし、私たちにできる事は何かを考え続け、協力し復興の力になれたらと思います。

水がないと困る事がたくさんあるという話から水道料金に繋げ、生活費へと広げます。家賃について考える時は、広さによって値段が変わる事も知り「1人暮らしにはどのぐらいの広さが必要か」という事からクラス全体で考えてみたり、インターネットを使い、水道光熱費の平均値や通信費の平均値を探す生徒、友達といくらぐらいだと思う?と予想しあう生徒、メンターや先生など周りの大人に聞いてみる生徒と、思い思いのやり方でワークシートに記載していきました。運営側で算出した平均値を発表し、おおよその答え合わせを行いました。

生徒たちは算出した生活費が高いのか安いのかピンと来ていないと思います。そこで、次は入ってくるお金「収入」について調べます。
jobtagというツールを使い、関心のある仕事や身近にある仕事を検索すると、その仕事にまつわる様々な情報を得ることができます。今回はその中から平均月収について知る事で「支出」と「収入」のバランスについて考える事ができると思います。

普段何気なく使っているお金について、具体的に考えるのが初めてという生徒も多いと感じます。生活費って思ったよりかかると感じる生徒や、給料ってもっとたくさんもらえると思った。というような感想を述べる生徒も見られましたが、今回調べた額はあくまで平均なので、給与は頑張ればあげることが出来るという事、収入だけが仕事の全てではなく、どれも大切で人が生きていくうえで必要なものばかりであり、自分自身のやりたいという気持ちが大切である事を伝える場面も見られました。

続いてはkahoot!を使ったお金のクイズ大会!クイズ形式はどこの学校でも盛り上がります。これまでの授業で話した内容の他に、次のパート「お金をもらう」に絡めた内容も出題されました。

生活するための最低限のお金については調べましたが、豊かに生きるためのお金も必要です。好きな事をするためにも、学びたいときもお金は必要になってきます。では給与以外にお金を得る方法はあるのだろうか?といったところから「お金を増やす」という所を学びます。

まずは「株式投資」について。
クイズでは、株価があがったり下がったりする仕組みを考えることに繋がるように出題されました。社会の動きで株の動きをある程度予測することができるので、世の中の動きを知ることは大事な事、株を買う事はその会社を応援することに繋がるという事、でも絶対はないのであくまで自己責任という所を伝えた後は、株の仕組みを説明していました。難しい内容ですが、知ることが興味に繋がり自己学習に繋がると思います。

次は「クラウドファンディング」「奨学金」について。
自分がやりたい事を応援してくれる人がいれば「お金をもらう」という可能性がある。そこには熱意と信頼が必要という事を伝えました。
奨学金も種類があり、中には返済不要の奨学金もあるので「お金」で諦める前に制度や方法を調べることができます。
そういう仕組みがあるという事をなんとなくでも知っておくと、いつか自分に必要になった時に調べることができる。「知る」という事はとても大切な事だと感じていますので、生徒たちの頭の片隅にキーワードとして残ってくれていると嬉しいです。

最後に生徒からの感想を紹介します。

  • お金には“出ていくお金” “入ってくるお金”があり、投資はギャンブルとは違って、社会の動きが関わってくるということがわかった。

  • 今日の授業を受けて、働く以外にもお金がもらえる方法があるということを知りました。自分の将来の夢の年収も知れてとてもいい勉強になりました。

  • お金は自分のために使ったり、誰かを応援するために使ったりして、お金はいろんな使い方があるんだなと思いました。

  • 自分が将来なりたい職業に「通訳ガイド」を選んだら、スタッフの人が話しかけてくれた。需要あるねーとか、海外に出てみても良いんじゃない?と新たな視点を与えてくれた。今回の授業をきっかけに、自分の将来についてもう少し考えてみようと思えた。ありがとうございました!

  • お金のことについてもっと知りたいと思いました。お金のことで夢は諦めないようにしたいです。

  • 今日はお金の大切さ。働くことの大変さがわかりました。
    震災などの話を聞いて、当たり前に思っている生活は当たり前じゃないということを感じて、日頃家族や両親に感謝の気持ちを伝えられていないので、伝えようと思いました。

生涯付き合っていくお金。今の内からお金について家族や身近な大人と話し合い、有意義に使う方法を考えたり、夢をかなえる為のプランや制度を調べてみてほしいと願います。


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