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R5年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 津堅中学校 お金ワークショップ

プログラムへの想いを別記事にまとめているので、良ければご覧ください!
R5 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ プログラムについて

こんにちは。ミライカナイ広報担当のたかこです。
2024年1月11日(木)津堅中学校3年生、3名を対象に「お金のワークショップ」を開催しました。津堅中学校の門をくぐるのは2023年11月16日の名刺ワークショップに続き、今年度2回目となります。

津堅中学校で開催した名刺ワークショップの記事はこちら
https://note.com/mirai_kanai_2022/n/n907a3c1c2513

平敷屋港から津堅港へ。今回も大変ありがたいことに、津堅港から学校車で送迎をしていただきました。今回もワークショップの前に生徒たちと給食をご一緒させていただきました。約2か月ぶりの再開に話を弾ませ、雰囲気が和らぎます。給食後はすぐにワークショップがスタート。

お金のワークショップを始める前に、前回の名刺ワークショップで作成した自分を表現する肩書を印刷した「自分の名刺」をプレゼントしました。練習を兼ねて名刺交換会をクラスで開催!おさらいをして3名ともしっかりと名刺交換をしていました。

今日のワークショップのテーマは「お金」
イントロダクションとして、みんな1万円あったら何をしたい?じゃあ1億円あったら?と問いかけ、お金について考えます。このレポートを読んでいる皆様も一度は想像したことがあるのではないでしょうか?想像するだけで夢が膨らむ話題ですね。

続いて、先生や運営メンバーの初めてのアルバイト・お仕事は?
これまで働いてきて楽しかった思い出や、運営メンバーの学生時代の時給のお話など、お金にまつわるエピソードトークをしました。
今と昔の時給の差に驚く生徒たち。同じ時間働いた金額の差を計算するとより差を感じます。

その流れで「働くこと」に興味関心があるか生徒に聞いてみました。
中学三年生、数か月後にはアルバイトができる年齢となります。アルバイトしてみたい?3名としたい!との事。働くことに関心があるようです。

どんなアルバイトをしてみたい?の問いには、エピソードトークを聞いて興味が出てきたと、先生や運営メンバーが話したアルバイトの職業が出る場面も。 

働くことで知る楽しさや喜び、時には悩んで苦しいと感じることもあるでしょう。様々な感情を経験をし、自分で働いて得た初めての給料を手にした時の何とも言えない特別な感情を、早ければ数カ月後に経験する生徒もいるかもしれません。初めての給料は思い出に残る使い方をしてほしいなと思いながら、生徒たちとスタッフの会話を聞いていました。

出ていくお金について考えてみよう!

次は支出の部分を考えてみます。
お家で作ると一人当たり数百円で作れるカレー。お店で食べると家で作るより高いけど、違いは何だろう?材料費以外にもお金ってかかっているよね?という所を考えたり、うるま市で生活をするためにかかる費用の項目と金額を調べたり相談しながらワークシートに記載していきました。

生徒が調べた結果は約13万円~17万円ほど。なかなかリアルな金額が出てきました。生活する地域によっても金額はかわりますし、最低限の支出なのでお小遣いなどは含まれていません。生徒たちは想像よりお金がかかると感じたようです。

入ってくるお金について考えてみよう!

生活するために必要なおおよその金額を調べたので、次は「仕事と収入」について考えます。
自分が将来就きたいと思っている職業や、興味のある仕事の平均収入を職業情報提供サイト「jobtag」を使って調べました。このサイトは賃金以外にも、この職業につくための道筋や就業者の統計データなど、様々な情報が掲載されているサイトです。

夢は美容師という生徒は、想像していた給与と平均給与の差に驚いていましたが、美容師は技術職。調べた収入はあくまで平均。「アシスタントとスタイリストでは給与も変わってくる。カリスマ美容師を目指して腕を磨いていくことで、収入アップも目指せるよ!」という会話も聞こえてきました。

世の中必要とされている仕事は大切な仕事です。収入も大切ですが「やりがい」「楽しさ」のように仕事に対してポジティブな気持ちはもっと大切だという所も同時に伝えていきます。

調べ物が続いたので、ここでkahoot!を使ったお金のクイズを開催!見学にきた校長先生も一緒に生徒、先生方みんなでクイズをしました。やはりクイズは盛り上がります!

様々なクイズが出題され、沖縄と海外のお金の価値や物価の違い、株価はなぜ上がったり下がったりするのか、昔はあったけど今はない職業やあまり知られていない職業があることなどを解説に盛り込み、楽しく学べる工夫をしています。

クイズの後は、投資の話やクラウドファンディングの話、奨学金や留学制度(返済不要の物もあること)など、本気でやりたいという気持ちを伝えることができれば、応援したいと思ってくれた人から支援が受けられることもあるという事を少しだけ話しました。

チャレンジしたいけどお金がないから諦めようと思うのではなく、制度や手段を調べてチャレンジして欲しい。また自分自身が応援したいと思う友達や人がでてきたときは、チャレンジすることを応援してほしい。自分の力で未来を切り開き、周りと助け合い未来を築いていってほしいと願っています。

これで今年度の津堅中学校でのワークショップは終了です。これから受験に向けて頑張って、本島でまた会えたら嬉しいな。

ワークショップ終了後、1人の生徒と学校から平敷屋港まで一緒に行きました。生徒の描く少しの不安と大きなワクワクが詰まった未来を話しているキラキラとした表情が、今でも思い出されます。このちょっとした瞬間や光景が大人の原動力になるなと改めて感じた一コマでした。


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