R4年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミラカナ~ 前原高等学校
はじめまして!けんしょうです。
普段は中学校の現場責任者をしているのですが、実は広報もできるんだぞ!ということで今日は前原高校の様子をお届けできればと思います。
12月16日は前原高校の総合スポーツコース2年生を対象にキャリア教育プログラムを実施しました。
前原高校ってどんなところ?
「おにぎりの旅ワーク」で前半スタート!
授業開始の時間が近づくと、生徒たちが元気な挨拶とともに続々と視聴覚室へ入ってきました。
その様子を見て「今日も楽しいプログラムになりそうだ!」と、スタッフの士気も一気に高まります。
進行役のダニーさんの「業種は?」「職業とは?」「職種とは?」という問いかけから始まり、生徒はこれまで漠然とイメージしていた「働くこと」を具体的に考えていきました。
「おにぎりの旅ワーク」では、コンビニのおにぎりが自分たちの手元に届くまでの道のりを考えます。
「まずは農家がお米作らなきゃ!」
「誰がご飯炊くの?」
「コンビニまで運ぶ人も必要じゃん!」
「明太子はどうすんねん!」
「パッケージのデザインは?」
普段自分たちが食べているコンビニのおにぎりには、実はたくさんのお仕事が関わっていることに気づいた生徒たち。
その後はコンビニ会社(店舗ではなく本社)に目を向け、会社にはたくさんの部署があり、様々な職種によって成り立っていることを知ります。
会社員というと「サラリーマン」「パソコン仕事」「スーツ姿」などのイメージしかなかった生徒にとっては、「働くこと」へのイメージが一気に広がった瞬間でした。
さらに会社を「フロント」「ミドル」「バック」の大きく3つに分けて、それぞれの仕事の特徴について知り、自分自身に向いている働き方について考えます。
「私は人と接するのが好きだからフロント向きかな!」
「僕は戦略とか好きだからミドルがいいかも!」
「自分は会社を支えるバックがしてみたい!」
これまで将来の夢を「何になりたい」「どこで働きたい」と職業で考えていた生徒たちは、「私にはこんな仕事が向いている」「僕の性格ならこんな仕事ができそうだ」と職種に目を向けて具体的にイメージすることができました。
カードゲームで白熱した後半戦!!〜最強のコンビニ戦略〜
前半は少し緊張した雰囲気もありましたが、休み時間でスタッフとさらに打ちとけた生徒たち。
前原高校の視聴覚室の活気は一気に高まり、いよいよ本日の目玉である後半のカードゲーム〜最強のコンビニ戦略〜がスタートです。
このゲームは、生徒一人ひとりがコンビニ運営会社の社長になり、戦略を考えて、1番多くのポイント(利益)を稼いだ人が勝ちとなるゲームです。
コストとリターンのバランスを考え、それぞれが会社を大きくするためのカードを選んでいきます。
「リターンの大きいこのカードで大儲けだ!」
「コストだけかける必要あるのか?」
「リターンはないけど、万が一に備えてこのカードも配置しなきゃ」
それぞれの戦略も決まり、いよいよゲームがスタートしようとしたその時・・・!
宮城校長先生が突然の乱入!?
「優勝した社長には賞品としてこれを贈呈します!!」と、なんとブラックサンダーを差し入れてくれました!しかも一個ではなく、一箱!!!!
こんなステキな校長先生、惚れてまうやろー!
生徒はもちろん、スタッフのやる気も一気にMAXに達しました!!
(ミラカナのスタッフは生徒相手に手加減しません。常に真剣勝負です!笑)
ゲームが進む中で、順調に売上を伸ばしどんどんテンションがあがる社長!!
一方でなかなか戦略通りにいかずに落ち込んでいく社長・・・
当然、会社経営というのはそう簡単ではありません。
アクシデント発生でボロ儲けから一気に赤字に転落する社長・・・
苦しい経営が続くなか突然のボーナスチャンスで一発逆転する社長!!
生徒たちはゲームを通して本物の社長になりきりながら、
コンビニ会社で行われている「仕事(職種)」にはどんなものがあるのか、なにを気にしながら戦略を選べばよいか、自分はどんな「仕事(職種)」に興味があるか、などを考えることができました。
そして・・・
まさかの優勝者は・・・スタッフ!!(^_^;)
どこまでも生徒たちと本気で向き合うミラカナスタッフです。笑
(賞品のブラックサンダーは優勝スタッフから生徒たちへプレゼントしました♡)
働く自分を想像してみよう
前半のおにぎりの旅ワークや、最強のコンビニ戦略ゲームを通してこれまで漠然としていた「仕事」のイメージを、「職種」としてより具体的に考えることができた生徒たち。
最後のまとめでは進行役のダニーさんから
「働く自分を具体的にイメージしてみよう」
「全てができる必要はない、自分が好きなこと、得意なことを意識してみよう」
というメッセージでプログラムは終了しました。
生徒からは、
「社会に出たら必要なことや自分がやりたいことがわかったので、この授業を受けて良かったです!」
「おにぎりひとつでも、フロントやミドルの仕事やバックで支えるために働いてる人のことも理解できたので良かった!」
などのふり返りがあり、生徒一人ひとりにとって自分自身について改めて考えたり、働く自分についてイメージするきっかけになったことが伝わり、スタッフ一同とても嬉しくなりました。
今回のプログラムをきっかけに、これからも前原高校スポーツコースの生徒一人ひとりが自分の好きや得意を意識しながら、より主体的に進路選択していけることを願っています。
余談ですが、
担任の東太田先生は、偶然にも約20年前に僕が高校の空手部時代にあこがれていた部活の先輩で、さらに宮城校長先生は、同じく高校時代に空手の指導で大変お世話になった先生でした。
20年後のまさかの再会。そして今はそれぞれの立場から教育に携わっていることにとても感慨深くなりました。「やっぱり教育っていいな」と改めて思った瞬間でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?