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R4年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミラカナ~ アミークス中学校

プログラムについては別記事にまとめています
R4 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて

こんにちは。うむさんラボ広報チームのたかこです。
12月9日、アミークス中学校の8年生(公立の学校では中学校2年生にあたります)2クラスを対象に名刺作成ワークショップを行いました。
アミークス中学校はインターナショナルスクールとなっています。
私自身インターナショナルスクールに伺うのは初めてだったので、楽しみでもあり行きなれた公立の学校とは違う雰囲気に少々緊張したのを覚えています。

アミークス中学校ってどんなところ?

本校は、平成24年に沖縄県恩納村に開校した「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」の周辺環境整備の一環として設立されました。平成20年7月25日に、沖縄県・うるま市・株式会社旺文社の三者によりインターナショナルスクール設立についての「覚書」が調印され、三者の役割が定められました。その後、同年11月には財団法人沖縄国際学園設立準備財団が設立され、幼稚園・小学校の開校を目指して本格的に活動を開始し、平成22年5月にプレスクールを開校、平成23年4月に幼稚園及び小学校を開校しました。

沖縄アミークスインターナショナル 幼稚園・小学校・中学校
沿革・概要より

アミークスインターナショナルスクールに到着したタイミングは授業中だったので、授業の雰囲気を見ることができました。生徒達が英語でスピーチをしており、堂々とした姿が印象的でした。

アミークス中学校では言葉遣いや電話応対のマナーを組み込んだプログラムで準備を進めていましたが、新型コロナの情勢でメンター受け入れが難しくなってしまったため、名刺作成プログラムのみに変更して行うこととなりました。生徒の皆さんは別のカリキュラムで既に自分の名刺を作成し持っているとの事でしたが、今回のワークショップでは「自分自身と向き合い、自分をユニークに表現する肩書を作ってほしい」との思いで挑みました。

まずは生徒の皆さんにご挨拶と自己紹介をし、生徒との距離を近づけ質問等の会話をしやすい雰囲気を作っていくためにファシリテーターは気合の入った自己紹介をします!

自己紹介が終わるといよいよ名刺作成ワークショップがスタート!
初めは、名刺ってなぜ渡すの?なぜ必要なの?というところを考えてみます。
名刺から会話が生まれお互いのことを知るきっかけを作ることができ、後日名刺を見た時にお相手の方と初めて会った日のことを思い出す、名刺とは「人と人とのより良い関係を築く第一歩」であると考えます。

自分を表現するオリジナルの肩書を作ることで、会話のきっかけを生みだし自分を知ってもらう。また会話をきっかけに相手のことを知り、より良いコミュニケーションをとることができるようになります。
その「自分だけの肩書を作ろう」というところから、自分自身と向き合い自分の好きな事、得意な事、大切に思う事などをワークシートを使いながら考えていきます。

他の学校同様まずは1人で自分自身を見つめ、その後クラスメイトと相談しながら考えていくのですが、アミークス中の生徒は自分やクラスメイトの長所や特性を見つけるのが早く、名刺の肩書作りが予想よりも早く進んでいったのには驚かされました。
また自分の特徴を肩書に変換するプロセスでは、自分で考えた肩書がしっくりこないと思っている生徒に対し周りの生徒がアイディアを出し、よりよい肩書にしようとしている光景も見られました。

ここでアミークス中学校の生徒が考えた肩書を一部ご紹介します。

  • ほぼSpotifyなトラベラー

  • スポーツ漫画の最強主人公な技術者

  • ペンギンみたいなフラダンサー

  • ミニオンみたいな解説者

  • だるまみたいなゲーマー

  • 好奇心旺盛のジョッキー長女

  • サメのような夢見る写真家の卵

肩書の作成もスムーズに進んでいき、名刺交換の練習の時間。
せっかく素敵な名刺を持っていても、マナー(相手を思いやる気持ち)がなければ自分を正しく理解してもらえません。
そのようなお話をしながら、皆で名刺交換の練習を行います。

最後は社会人のお話を聞いて終了となります。
社会人の方はオンラインで参加となりましたが、真剣な表情で社会人のお話を聞いていました。
実は休憩時間に生徒から、今の仕事につくまでのプロセスや想いを質問され少しだけお話をしました。社会人のお話にも今の仕事にたどり着くまでのプロセスや仕事への想い、やりたいことは1つに限定する必要はないというメッセージがあったので、生徒はより将来について考えることができたのではないでしょうか。

今回は公立校とは違う雰囲気の中、私達もまた違った視点から気づきを得られました。生徒の皆さんがより未来について考えるきっかけの一つになってくれていると嬉しいです。

【後日談】
後日、ファシリテーターのけんしょうさんが完成した名刺を直接生徒たちへ届けました。
生徒からは
「おー!名刺が届いたー!」
「めっちゃイイー!」
「本物の名刺みたいだー!」
と喜びの声がわきおこったと同時に、いつの間にか自分たちで楽しそうに名刺交換を始めていたようです。
今回のプログラムが生徒たちにとって価値のあるものだったんだと実感でき、スタッフ皆でとても喜びました。

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