日記#35#36

#35 9月4日

いつもの向きの簡単クロッキーと半分顔。
ほぼ惰性だが描きはした。
半分顔少しかわいい。

簡単クロッキーは首を真ん中に体を描くことを意識。
最近のやつよりもバランスはよく見える。


#36 9月5日

絵を上手にするにはどうすればよいのか。
それに対してプロは口をそろえて言う。

まずはお手本をよく見ること、と。

今まではそれで分かっていたが、本当は分かった気になっていただけだったと先週1週間を振り返って感じた。

1番分かっていなかった部分は
よく見る、よく観察する、の"よく"とはなんなのか
ということだ。

すでに答えは知っているのだが、それ以外の答えがないのかを探すためにYouTube活動をしているイラストレーター、アニメーターの様々なお悩み相談の動画を見て改めて考える。

しかし、自分の中で出せた答えは結局すでに知っている2つだった。

1つ目
よく見るの"よく"とは、
見ている対象の特徴や魅力を詳細な言葉で言語化できる
ということ。

2つ目
よく見るの"よく"とは、
見ている対象の特徴や魅力を絵におこせる
ということ。

一見、2つ目は1つ目ができないとできないことと思いがちだが、実は違う。それは言語化が苦手な人でも絵に表すことはできるからだ。
つまり、どういうことかというと表現の仕方はなんでもよく、
見ている対象の特徴や魅力を詳細に表現できるか、表現できるまで理解できているか
ということなのである。

顔1つとっても、目、鼻、口、耳、頬などの大きく見えている情報だけでなく、輪郭の太さや髪の1束の細さ、髪や目のハイライトの入り方、影/陰の落ち方、配色による質感、全体や各パーツの比率など自分の見えている情報とお手本を比較してようやく分かる部分が多数存在する。

頭という人体のパーツの中でも考えなければいけない情報が無数に存在する。それは1本の線をとっても同じなのである。
それらのほぼ全てを体に覚えさせ無意識的に、時には意識して出力する。
そうして神絵が生み出される。

だが今の私は神絵を生み出すことはできない。
それはよく見ることをしてこなかったからだと思った。
そして、よく見ることの2つ目ができない私はせめて1つ目ができるようにはしておきたいと考えた。

だから、明日からはよく見ることをできるように意識してみることにする。

ここからはよく見ることすらも練習する必要のある空回り絵描きの記録が続く。

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