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今日は、流通の話でもしてみよう!


流通とは、ザクっと表現しますと、

どのような商品も
どこかの生産者によって生産されて、
どこかの消費者に届く。

↑↑

この生産者から消費者の間に
発生する一連の流れを「流通」
と呼んだりします。


生産者から、直接、消費者に
商品を届けている流通形態もあれば、


生産者から、小売店を経由して
消費者に商品が届く場合もあれば

(スーパーで野菜を買う時などは、小売店で買う、に該当します)


生産者から、問屋さんへ、
そこから、小売店、消費者へ、

このように、生産者とお店の間に
問屋さんという機能をもった
会社が入ることもある。


ちなみに、この、
日本では慣れ親しんだ「問屋さん」。

欧米では、珍しいみたい。

もしくは、問屋さんという概念が
全く無いエリアもあるみたい。


昔、中島さんが働いていた、
ボダム、という北欧デンマークの
キッチンウェアの会社にいたとき、

海外オフィスで働いている
外人さんたちは

日本の「問屋」さん業態の
理解がまったく無いから、

どんなに説明しても
良い答えをもらえずに、

取引スタートを承認して
もらえなかったこともある。



でも、その気持ちも分からなくはない。



例えば、

私が、スイカの生産者だったとして。

一生懸命つくったスイカを
1個1000円で売ったら

これを買ってくれた人に
きっと満足してもらえる!
と思ったとする。

私がつくったスイカを
1000円で買いたいと言ってくれる
消費者の人に、私が直接出逢えたら

それは叶う。


だけど、

私には、そんな消費者と
出逢う方法がが無かった場合、

例えば、

いつもお客さんで賑わう
スーパーの店頭に置いてもらったら
きっと買ってもらえる!と、考えたりする。


この場合、スイカは、

中島さん(生産者)
→スーパー(小売店)
→スイカを買ってくれる人(消費者)

こんな感じで3段階で
動いていくことになる。


中島さんから、直接
消費者へスイカをうれたら、

中島さんは1000円をいただけるけれど、

小売店を介して、
消費者の方が1000円でスイカを買うには

スーパーの方に手数料を
お支払しなければならない。


中島さんは。
集客もしなくてよくて
接客もしなくてよくて
お店も作らなくてよくて

スイカを売ることができるから

それらを担ってくれている分を
手数料としてスーパーにお支払する。

例えば、
中島さんから、スーパーさんに
500円でスイカを卸す。

スーパーさんから消費者へ
1000円でスイカを売る。

こうすれば、ざくっと計算して
中島さんも、スーパーさんも、

500円ずつ売上をつくることができる^^


一方で?ここに問屋さんがはいるとどうなるか?

中島さん
→問屋さん
→スーパー
→消費者


こんな感じで、4段階層になる。

中島さんと、スーパーさんだけでなく
問屋さんにも利益をもたらす必要があるから

例えば、

中島さんから、問屋さんへ、333円でスイカを卸す。

問屋さんから、スーパーさんへ、666円でスイカを卸す。

スーパーで、999円で、スイカを売る。

こうしたら、
1個スイカが売れた場合、

3者が333円ずつの売上を
得ることができる。


ザックリですが、
そんなイメージ。


問屋さんが間に入らないほうが
それぞれの売上(利益)は多くなるから、

海外の人たちは
問屋さんをはさまないで
商売をすることがほとんどだ。


では、なぜ、
それぞれの利益を減らしてしまうのに
問屋さん商売が日本では成り立つのか???

この話は、また機会があれば
詳しく書いてみましょう。



今日のメルマガのポイントは何か?
と言いますと、


商品の売価は、
販売価格(いくらで売られているか?)
が中心となって

日本では決められることが多い。
ということ。

つまり、

スイカの場合でいうと、
1000円という、販売価格、


これが中心となって
流通が成立していく、ということ。


だから、
中島さんと、スーパーさんだけならば
500円ずつの利益だけど、

中島さん、問屋さん、スーパーさん、だと
333円ずつの利益となる。


問屋さんが入るからと言って
1500円でスイカを売りましょう!

とは、ならないのが一般的。


もう一つのポイントとしては、


必ずしも、利益が
均等に分配されるわけでは無い。


ということ。

このあたりは、両社の力加減による。


たとえば、
個人の中島さんと、
法人のスーパーさん、だったら

やっぱり、スーパーさんのほうが強いから
商売する力に長けているから、


中島さんの利益300円
スーパーさんの利益700円


といった比率で
利益が配分されることもあるし、


逆に、

中島さんがつくっているスイカが
世界一美味しいよ!という
なんらかのお墨付きのスイカだったとしたら、

いろんなスーパーさんが
中島さんのスイカを仕入れたいと言ってくるから、

そうすると、中島さんのほうが
交渉する際に優位になったりもする。


中島さんの利益を700円、
スーパーさんの利益を300円、


この条件でよいならば
あなたのスーパーだけに
私のスイカを卸しますよ、

といった契約ができたりもする。



まあでも、
個人の場合、そこまでチカラのある商品を
つくれる人は極めてまれだから、

後者のケースは
なかなか現実的には難しい。



と、したときに、

私たち大人の女性が
個人として、商売をしていくとしたら

どんな条件、
どんな流通、
どんな商品を、

手にすることができたら
よりよいのか?


私たち大人の女性が
ひとりでビジネスをしていく際に

どんな流通の仕組みのなかで
契約ができたらよりよいのか?


私たち大人の女性、

好きなことでお金を稼ぎたい、



と感じる人は多い中で、

どんな、流通のなかで
仕事をすることができたら
より良いのか?


そのあたりを、明日のメルマガで
書いてみようかしら^^?



商売の世界は、シビアだ。。。
流通の世界は、シビアだ、、、


色んな業界で
営業をやっていた中島さんは

この辺りの、酸いも甘いも
両方の洗礼を受けた過去があって



頑張りたい!
この商品を沢山のひとに届けたい!

と思っても、なかなか
上手くいかないこともあったし


逆に、
沢山の商品を売って、
大きな売り上げをつくった経験もあるけれど、

それはそれで、大変だった。



長崎の五島列島の魚を
築地に卸したこともあった。

(うまくくいかなくて、大量の生の魚が、残ってしまったこともある、、、)

(せっかく魚を運んだのに、赤字になったこともある、、)


魚に限らず、
色んなものを流通に乗せてきたけれど

楽しさや喜びもあれば
厳しい環境も沢山味わってきた。。。



だから、

大人の女性は
できるだけリスクが少なくて
よりよい条件で、
ご商売ができる手段を見極める、


そんな力があっても良いのかな
と思う。



良かれと思って、
赤字になったら嫌だしね、、、


頑張ろうと思っても、
魚は鮮度落ちたら、売れないしね、、


リスクのない商売なんて
無いといえば、無いけれど、

でも、リスクは少ないほうがいいし、


かつ、

できるだけ良い条件で
できるだけ他よりも安く
商品を仕入れられる環境を手にできたら、

それはラッキーだと思う。


自分が好きな商品を
良い条件で仕入れられたら

それは、ベストだと思う。



そのあたりを明日また
書けたら書いてみようと思います^^



今日も一日お疲れ様でございました♪




中島百合子



一般社団法人みらい価値創造支援協会

<運営事務局>
メール:info@fvcs.jp


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