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いまさら聞けないお金の疑問① そもそも金利ってなんですか?

こんにちは。ミライ・イノベーションnote編集部です。

預金口座を開設したり、ローンを利用したり、保険など金融商品を検討したり、私たちは生活のさまざまな場面で「金利」という文字を目にします。
最近では「マイナス金利解除」のニュースが世間を騒がせていましたね。
日常生活に密接に関係するものですが、その意味や役割を理解している方ばかりではないのではないでしょうか?

今回から数回に分けて、いまさら聞けない「金利」について疑問を解消していきましょう!


1.金利ってなに?

金利とは、貸し借りしたお金(元金)に対する一定期間の利子(利息)の割合を指す用語です。
利子率、利率とも呼ばれ、%で数値が示されます。
金利といえば1年間の利子や利息の割合を表す「年利」を指すのが一般的です。
1ヶ月あたりの利子や利息を表す「月利」や、元金100円に対する1日あたりの利子や利息を表す「日歩」などもありますが、現在はほとんど使われていません。

2.利子・利息との違いは?

・「利子」は支払うもの、「利息」は受け取るもの

利子・利息は基本的には同じ意味を持ちますが、場面や使用者の立場によって適切な用語が変わります。
通常、「利息」はお金の貸主が報酬として借主から受け取る金額、「利子」はお金の借主がお金の貸主に支払う金額を表します。
とはいえ「利子を受け取る」、「利息を支払う」という使い方をしたり、金融機関によって利子・利息の使い方にルールがあったりと、厳密に定義されているわけではないようです。

法律の世界では、借入の際の上限金利を定めた利息制限法や銀行法等の法律用語として「利息」を、所得税法では「利子」を用いることが一般的です。

・利子・利息と金利の関係

銀行を例に挙げて考えてみましょう。

預金すると、預けた金額や期間に応じて各銀行が定めた利息がつきます。
銀行では私たちの預金をそのまま口座に置いて管理しているわけではなく、集まったお金を必要とする個人や企業に貸し出したり、独自に運用して増やしたりしています。
預金者が貸主、銀行が借主とした場合、利息は「預金を使わせてもらったことに対する借主からのお礼」であるといえます。

一方、住宅ローンなどで銀行からお金を借りる場合には、私たち借主は借りた金額(元本)に、借入金額や期間に応じた利子をつけて返金する必要があります。
この場合、利子は「貸主(銀行)が管理するお金を借りたレンタル料」であるといえます。
こうして得た利子の一部は、利息としてまた預金者に還元されていきます。

上記のような利子・利息のやりとりをする際に、その金額を決める基準になるのが金利です。
例えば、100万円を「金利」0.5%で借り入れた場合、返済時に元金100万円に加えてその0.5%にあたる5,000円を「利子」として支払うことになります。
また、元金100万円を「金利」0.5%で預け入れた場合には、1年後に5,000円の「利息」が支払われます。

このように金利によって利子・利息の金額が決定するのです。

・まとめ

金利と利子・利息について表にまとめました。

金利は%の単位で表示され、利子・利息は円の単位で表示されます。
迷ったときは単位を目安に判断しましょう!

3.さいごに

第1回目は用語の意味や、混同されやすい利子・利息との違いや関係性をお伝えしました。
理解が深まると情報の解析度もぐんと上がりますね!

次回は私たちの生活に深く関わる「金利」について、その役割となぜ存在するのか?を詳しくお話していきます。


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