いまさら聞けないお金の疑問② 金利の果たす役割とは?
こんにちは。ミライ・イノベーションnote編集部です。
前回は金利の意味や利子・利息との違いなどについてお伝えしました。
よく耳にする用語の基本的な意味をご理解いただけたかと思います。
2回目の今回は、金利の役割について深掘りしていきましょう!
1.金利の役割とは?なぜ存在するの?
・金利の役割
金利には経済活動を促し、その発展を支える役割があります。
お金が必要な個人や企業が金融機関からお金を借りたら、返済時には元金に加えて利子を支払う必要がありますね。
利子を支払うためには、企業の場合は売上を伸ばして利益を上げる必要がありますし、個人の場合は働いて所得を得る必要があります。
経済はそんな活動の積み重ねで発展していきます。
身近な例で考えてみましょう。
近所に大型マンションが建築されているとします。
建築にかかる莫大な費用を一度に全額負担するのは荷が重いので、おそらく金融機関から借り入れているだろうと判断できます。
もしかしたらその建設資金には私たちの預金が含まれているかもしれません。
建設資材を購入したり、人手を集めたり、購入者を募ったりと、マンション建設をめぐって新たな経済活動がうまれます。
最終的に企業は利益を得て利子を支払い、その一部が私たちに利息として支払われることになります。
このようにお金は手元にあるだけではそれ以上の金額にはなりませんが、
金融機関に預けることで経済を成長・活性させ、結果として利息というかたちで私たちに還元される仕組みになっています。
金利は経済の発展を促す原動力になるのです。
・なぜ存在するの??
想像してみてください。
もし利息がつかないとしたら、金融機関に預金や貯蓄をするでしょうか?
手元で保管するより安心安全とはいえ、行動意欲はかなり削がれてしまいますよね。
このように、預金や貯蓄は利息があるからこそ成り立っているのです。
経済活動が大きくなるにともない、事業を大きくするための投資活動もより活発化していきます。
投資活動が活発になると、そのために巨額の資金、つまり私たちの預金や貯蓄が必要です。
資金を呼び込むためには金利の存在が非常に重要になります。
金利や利息の存在がお金の貸し手と借り手の間でバランスをとり、さらなる好循環を産むための潤滑油として働くのです。
・まとめ
金利は経済社会の発展に欠かせない存在で、投資資金を集めたり、経済活動の原動力として機能する役割を持っています。
2.さいごに
今回は金利の果たす役割と、なぜ存在するかについてお伝えしました。
目には見えなくても、私たちの生活に大きな影響を与えていることがお分かりいただけたかと思います。
よく「預金はできるだけ金利が高い金融機関で、借入はできるだけ金利が低い金融機関ですると良い」といいますが、実は預金やローンの金利は各金融機関が自由に決めていることをご存知でしょうか?
次回は、金利はどのように決まるのか?という疑問についてお答えします。
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