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#創作大賞2024#漫画原作部門

キャッチコピー
巨大地下都市レギオンに住む親に棄てられた子供達が、弱者使い捨て国家への戦いを挑む

あらすじ
今年中学3年生になるヒロトの母親は、半年前に蒸発した。父親はギャンブルばかりで家に金をいれない。ヒロトはその生活から逃れる為に家出をする。ヒロトが行き着いた先は、ストリートチルドレンが生活をするレギオンと呼ばれる巨大地下都市
そこでは、ヒロトと同じように、親に捨てられた数千名の子供達が暮らしていた。食事や衣服など生活に必要なものが全て与えられる代わりに、4つの組織のいずれかに所属をしなければならない。

1.ダン社会に復讐をする組織
2.ルベンダメ親を抹殺する組織
3.ナフタリ世界に復讐をする組織
4.シメオン裕福な者を誘拐、殺害する組織

ヒロトはダンに所属し、社会に復讐をしていく。

第1話のストーリー
ヒロトの父親は事業をしており、専業主婦の妻と息子のヒロトと暮らしていた。順風満帆で人が羨むような家族だった。
ヒロトは幼いころから頭がよく近所では神童と呼ばれていた。将来は父親の会社を継ぐか医者や学者になるだろうと思われていた。
しかし、その歯車が狂いだしたのは、ヒロトが中学生に入学して間もなくだった。父親の会社が倒産したのをきっかに、家族の転落人生が始まった。

父親はアルコールに逃げ、昼間から酒を飲みギャンブルに夢中になった。
抱えきれない借金を返すのをあきらめて、自己破産をした。
働くこともせず、昼間から酒を浴びる父親に代わって、ヒロトの母親は働きに出た。アルバイトで稼いだ金だけでは生活できず、休日には派遣の仕事もした。
そんな生活も1年ほどで力尽きてしまい、抜け殻のようになった母親は、男をつくり駆け落ち同然で家出をした。

父親とヒロトの2人の生活が始まる。父親は仕事をせず家にお金もいれない。給食費を払えないヒロトはコンビニやスーパーで弁当を万引きする生活を半年ほど続けていた。
この生活から逃れたいヒロトは家出をする。

ヒロトが行き着いた先は、ストリートチルドレンが生活をするレギオンと呼ばれる巨大地下街
レギオンでは、ヒロトと同じような境遇の親に見捨てられた0歳から18歳までのチルドレンが数千名暮らしていた。
レギオンでは、食事や衣服など生活に必要なものが全て与えられる。
その代わり、4つの組織のいずれかに所属をし、それぞれが自分の役割を果たさなければならない。

1.ダン社会に復讐をする組織
2.ルベンダメ親を抹殺する組織
3.ナフタリ世界に復讐をする組織
4.シメオン裕福な者を誘拐、殺害する組織

自分を助けてくれなかった社会を恨んでいたヒロトは、社会に復讐をするためダンに所属する。
そこで、ダンのリーダー、ナオトと出会う。
17歳のナオトは14歳の時にダンに加入した。人情味がある親分肌のナオトのもとで、他の仲間と共に、プラスチック爆弾の作り方、扱い方を学ぶヒロト。
レギオンに来てから半年が経過したある日、ダンの所属員は地上に上がり、大手IT会社の建物に忍び込み無数のプラスチック爆弾を仕掛けた。
レギオンに戻った彼らは、爆破が成功したことをナオトから聞かされる。
社会への復讐が出来た彼らは歓喜にわく。

2話以降のストーリー
ルベンは、育児放棄や虐待をする親を抹殺する。
ナフタリは、世界中の大手有名企業をハッキングして情報を盗み出す。
シメオンでは、富裕層を誘拐し殺害をする。

ヒロトを含む構成員は、リーダーから、レギオンの活躍に上層部が大満足をしていることを聞かされる。
幼いころから神童と呼ばれていたヒロトは、上層部が誰なのか、ということに興味をもつ。
それとなく、ナオトに聞いてみたが教えてもらえなかった。

ある日、ヒロトは地上に出ていくナオトを尾行する。

ナオトはスーツを着た気難しそうな中年男性と会っていた。
ヒロトはその中年男の後をつけていった。

その男性は、「国家安全保障会」の門をくぐっていた。
いわゆる公安だった。
なぜ公安がレギオンと関係しているのか。
本来ならば、レギオンは国の大敵になり、公安に逮捕されるべき存在ではないだろうか。

ヒロトは、天才ハッカーとよばれるナフタリ所属のカイトに、公安のサイトに侵入を依頼する。
公安の秘密サイトには、レギオンのメンバー全員の情報が事細かにのっていた。

レギオンが起こした事件もすべて公安は把握していた。
極秘任務計画ファイルを開くと、そこにはヒロトがレギオンに来て初めて仕事をした、大手IT会社の爆発の事件の計画が詳細に書かれていた。

レギオンに計画の指図をしていたのは公安、つまり国だったのだ。

ヒロト達が爆破したその大手IT会社は、自国が公安党の一党独裁であることに疑問を持ち、国民に対して、多数党による民主主義の必要性を訴えていた。

ルベンが抹殺対象とする、ろくでもない親のほとんどが生活保護を受けていた。

国は、ナフタリが入手した世界中の大手企業の極秘情報を、国が経営する企業、つまり国営企業に渡していた。盗み出したビジネスの案を、世界で展開し多額の利益を得ていた。

シメオンが誘拐と殺害をした富裕層たちは、国から反逆者とみなされた者たちだった。一党独裁に反対をした者、国家への献金を拒否したものや海外逃亡を図ろうとしたものたちだった。

ヒロトは自分たちが都合よく使われていたことに怒りを覚えた。
正義を行うと信じていたレギオンは、国による不幸な子供たちを利用した、不都合な国民の排斥であった。

考えてみれば、地下巨大都市レギオンの存在前は、児童養護施設があり、そこでは、身寄りのない子供たちが暮らしていた。
当時は、生活保護受給者も珍しくはなかった。
しかし、二大政党の内の民保党が現在の国安党に敗れ、一党独裁となって以降、児童養護施設はなくなり、生活保護受給者の数も激減した。
国はこれを我が国の発展と言ったが、実際は、不幸な家庭環境の子供たちをレギオンに追いやり、生活保護受給者となった親たちを自分たちの手で抹殺させていた。
国の独裁党である国安党は、弱い立場の者を保護するどころか排除していた。

怒りに震えたヒロト、ナオト、カイトはレギオンの皆で国安党を倒すことを決意する。

大人になったレギオンOBのほとんどが国により暗殺されていた。大人になり、自分の意思をもったレギオン出身者は、国に反逆する恐れがあることから、テロリスト予備軍とみなされた。
用済みの人材はゴミ同然に捨てられる

しかし、その中でも国に選ばれた優秀な人材は、スパイとなり世界各国でスパイ活動をしていた。
彼らの多くが、レギオンの仲間が国に殺されたことを恨んでいた。

ヒロト達は、レギオンOBと連絡を取る。そして、国安党の解体を計画する。

公安の中には、レギオンOBはもちろんいない。
職員候補は、生い立ちを含めた家庭環境も綿密に調査され、
反逆をする可能性が少しも無いものだけが公安職員となれる。

ヒロト達には、どうしても内部を知る協力者が必要だった。

ある日、ある人物からメールが届いた。
その人物はハルトといった。
ハルトの父親には愛人がいて、愛人に女の子を産ませていた。
もちろん認知されておらず、戸籍上はハルトとは何の関係もない。
数年前、ハルトの父親が他界する時に、その非嫡出子の妹の存在を知った。

ハルトは、最初はショックを受け、父を憎んだ。
が、半分でも血を分けた妹に会いたいと思い、様々な方法を使い、
彼女を探した。

そして、苦労の末、妹をみつけた。

妹は母親に棄てられ、レギオンのシメオンに所属していた。
任務遂行中に死亡した。

ハルトは、その時、初めて公安の裏の顔を知った。
いつの日か復讐することを誓い、猛勉強の末、公安に入った。

ハルトという、公安内部の協力者を得たヒロト達は、
公安を滅ぼす計画を実行していく。


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