寒山拾得という沼コンテンツ。

最近、寒山拾得について想いを馳せることが多くなった。

寒山拾得とは
中国、唐の時代の僧侶のこと。寒山という人と拾得という人のユニット名(？)
この2人はオッサンだけど、とっても仲良し。2人の世界が築き上げられられており、周りに気味悪がられている。
詳しくはwiki等ご覧ください。

私はこの「他には理解されない当人だけの世界観」というシチュエーションに弱い。それも暗い世界観ではなく、楽しいワクワクする方向にぶっ飛んだ方が好き。
私にとって沼といえる。
「寒山拾得」でググると大体気味悪いオッサン2人のやたら距離が近い絵が出てくるのだけど、それすら一周回って可愛い。
水墨画の題材にした作品は非常に多く、文人では芥川龍之介、森鴎外などが扱っている。

つまりは大手壁サーが扱う2次創作覇権ジャンル。

因みに
私はどこから入ったかと言ったら…
小村雪岱の「見立寒山拾得」
見立とは設定を変えて表現すること。
この場合の見立は…女性として表現したもの。
つまりは寒山拾得の「女体化」。

ほんと、雪岱先生…時代先取りにも程がある…天才か…
もう、百合にしか見えない…

余りにも絵が気に入ってしまい、小村雪岱展でクリアファイルを買ってしまった。
のがきっかけ。

というわけで、思考がかなりニッチなところから入ってしまったけれど、
私はもう一度寒山拾得が創作の世界で取り扱われることを望んでいる。
絵でも文でも。
美化や女体化の「見立」でもいい。
誰か描(書)いてくれないかなー？？(チラッ)

ウェブ上でくまなく探して、どうしても見つからなかった場合は言い出しっぺってことで…
自分で描きます。