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正月競馬について

お疲れ様です。

■正月競馬 中央競馬編。
正月競馬は難しい。正月競馬は荒れる。正月競馬は当たらない。
こんな言葉を聞いたことはないですか?
全て正解です。
何故か当たらないのか?
そこを紐解いて行きましょう。

馬はとてもとてもデリケートな動物です。
非常に怖がりでもあり、自分を守るために視野が350度近く見えます。
競走馬はいつどこで、どの距離を走るか、人間のように理解していることはあり得ません。
競走馬は突然輸送され、気がついたら、あ、ここ来たことある。と、レースを悟ります。
初コース、初右回り、初ダート、初距離など、競走馬にとっての「初」は沢山ありますが、
特に影響するのは土日ではない曜日でのレース。
ご存知だと思いますが、中央競馬は土日のレースが基本です。
追い切りからレースまで、競走馬は基本的にいつも同じ流れでレースを迎えます。
追い切りで馬を強くしたり、調整したり、課題の克服などをし、翌日はレースに向けて微調整の為、例えば坂路でキャンター2本等。
こんな感じでいつもと同じように調整され、いざレースとなります。
しかし、例えばナイター競馬の場合は、競走馬はいつもなら厩舎でゆっくりのんびりしている時間に、突然外に連れ出されて、外は真っ暗。え? 照明まで点いてるんだけど?!何事だ?!
などと感じたりなど、初ナイターは馬にとって、とてもビックリ体験な訳です。
さて、中央競馬開催日である1/5は土日ではありません。
1/1,2は競馬関係者は基本休暇を取ります。
競馬関係者も勿論人間。
正月くらい休みたいんです。 
スタッフ何人かが厩舎で留守番する以外、他のスタッフは正月休み。
というのが当たり前になります。
本来であれば日曜日にレースの場合は、水曜日(木曜日)に最終追い切りで木曜日、金曜日、土曜日に微調整を入れの、いざレースとなります。
追い切りから中2,3日後にレースが基本的です。
つまり追い切り→キャンターなどの微調整→輸送→レースとなります。
しかし正月競馬は12/31に最終追い切りをし、レースに向かう陣営もあります。
1/5のレースまで、中4日になります。
競走馬からしたら、
あれ? いつもと違う! 何事だ?!などと困惑します。
たった1日違うだけなのに、そんなに変わるの?
と思いますよね?
追い切り後の馬体重をイメージしてみて下さい。
G1では、追い切り後に体重が発表されます。
そこからたった3日程度で、レース当日までに体重が増減します。
体重だけではなく、体調も同じです。
それが1日延びる。
当然体調も体重も変化します。
いつもならもう調教をもう1本やるところを、年末年始という人間の都合でやらない。なんてことが当たり前にあります。
このような調整方法では当然、レースにおいてマイナスしかありません。
なので出走馬が太め残りの状態となります。
正月休みでスタッフの数が少ないにも関わらず、同じ頭数を運動させなくてはいけない。
このような事が当たり前のように起きているのが正月競馬の裏側です。
では、それを見極めるのはどこでしたらよいか?
まずは調整を妥協しないリーディング上位厩舎から買い目を選ぶのが基本です。
正月休みがなく、年末年始いつも通りに運営している厩舎。これは知れるまでに、何年もかかると思いますので、この情報は頭に入れておく程度で良いでしょう。
要するに、1/2,3に追い切りをしている厩舎
(軽めではなく、ある程度の調教)
は好感が持てる、ということです。
新聞で追い切りタイムや、追い切りをいつやったかに注目して下さい。
もちろん12/31に追い切りが全く馬券に来ない訳ではありませんが、
競走馬にとって、万全の状態でレースを迎えにくいのは確実です。
正月競馬の競馬新聞はいつもより当てになりません。
記者も人間、当然休みます。
新聞会社のコメントは殆どが12/31に情報を集めたものを出版している、と見て間違いありません。
もしかしたら、印もその日にある程度考えてるなんて事も充分有り得えます。
12/31に集めた情報が、新聞販売の1/4に出る。
人間だって4日も経てば、体調も変わりますよね。
なので、新聞に体調は良い、などと書いてあるコメントはアテになりません。
印付けも、いつもより適当になります。
記者も休みがある分、予想する時間が少なくなります。
新聞社各社、年末年始は情報を共有なんてこともありますので、違う新聞を購入しても同じ事が書いてあった、なんて事もあります。
では金杯に出る馬は上位厩舎を評価したら良いのか?
答えは半分正解、半分外れです。
金杯に出るような馬は、厩舎からしたら稼ぎ頭です。
そんな競走馬の管理をおろそかにはしないでしょう。
いや、中にはおろそかにする厩舎は実際はありますが...。
結論、厩舎によりけりですが、金杯に出るような馬は基本しっかり調教されていますが、未勝利戦や、1勝馬クラスに出るような馬は、調整や運動を後回しにされたりしている可能性が高いということです。
そして、休み明けの馬の正月競馬の出走は、いつもより特に疑って下さい。
「1/5、1/7〜9の中央競馬」
には上記の影響があるとご理解ください。
勝ちたいなら正月競馬はやるべきではありません!
しかし、正月競馬では「状態の怪しい人気馬」
がいるのも間違いないので、それを見極められたら正月競馬の勝ち組になることが出来ます。
正月競馬は、パドックを見れるなら絶対に見て下さい。
パドックは情報の宝箱。体重確認、冬毛を確認。覇気を確認。毛艶を確認。
新聞に記載のない情報が、パドックには沢山あります。
これらの知識とテクニックは、毎年正月競馬に使えるので是非🎍㊙️
まとめ
㊙️正月競馬で買える馬㊙️
■最終追い切りが、12/31ではない馬。
■きちんと1/2,3に追い切りができている。
■上位リーディングに入っている厩舎の馬。
■パドックの状態が良い馬。
以上、正月競馬のみらくる話でした。

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