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流産その後と4度目の挑戦

流産後の精神状態というのは経験した人にしか分からないのかもしれない。
実際私も1度目の流産を経験する前は、自分は流産しないはず、と甘く見ていたのかもしれない。

1度目の流産は心拍確認前。
女性は妊娠検査薬で妊娠が分かった瞬間から、母になる。
気持ちの上では心拍が確認できなくても、母親。
私はそういう気持ちでいた。
だから初期の流産でも、本当に人間はこんなに悲しい気持ちを経験できるのか、
と思うくらい悲しみで押しつぶされた。3ヶ月経っても気持ちは晴れなかった。

4ヶ月後やっと不妊治療を再開し、今回2度目の妊娠が分かった。
41歳の誕生日前に2度目の心拍が確認でき、今回は赤ちゃんに会えるんじゃないか、そう思っていたところで心拍が止まっていた。
私の誕生日の2日後のことだった。
私の誕生日までは頑張ってくれたのかもしれない。

何が起きているか信じられず、ひたすら泣き続けた。
前回は冷静だった彼も、今回は違かった。
その日は二人で泣きつくし、今も悲しそうな顔をする時がある。

頭では分かっていても、自分を責めてしまう。
もう一生子供が出来ないのではないかという不安で眠れなくなる。
自分の人生設計の甘さと、自分を責めて後悔ばかり。
ひたすら何故?と問い続けてしまう。

挙げていけばキリがない、ネガティブスパイラル。

そんな日々を経て、6月あたりにやっと不妊治療を再開する気持ちになった。
そして、来週4度目の移植が予定されている。

これまで3回の移植をした。
1度目はかすりもしない陰性。
2度目は陽性その後流産。
3度目も同じく陽性、心拍確認後流産。

正直心底怖い。
でも、私は彼との子供を授かりたい。
ただそれだけ。


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