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企業研究(118) 7417 南陽/都市鉱山関連銘柄で業績上方修正からプライム昇格期待大

今日は1日クーラーをつけませんでしたが、夜も蒸してますね。さて、企業研究しましょう。

7417 南陽<S>

株探基本情報(22/8/26)

機械商社で建機や産機の販売・レンタルが中心。災害復旧工事の需要や半導体製造装置の需要を取り込み。
都市鉱山事業を営むわけではなく、6月から産業機械としてAI判定して基板から部品を取り除く機会を受注開始しています。
https://kabutan.jp/disclosures/pdf/20220616/140120220615579951/

<1> ファンダメンタル

PERは割安ですね。PER×配当利回りでおおよその配当性向がわかりますが、配当性向30%だと思われます。有利子負債が少なく、自己資本比率は50%を超えていますね。財務は良好だと思います。

<2> 株価推移

7417 南陽 日足チャート
7417 南陽 週足チャート

日足の6~7月の2ヶ月のチャートを見ると、見事に「cup with handle」を形成していますね。ただ、8月の1Q決算発表を契機に既に株価が上昇しています。現在の株価は業績好調分をある程度織り込んでいる水準だと思います。
ただ、週足チャートのほぼ一年前の高値2,116円(21/8/16)はまだ奪回しておらず、高値までは+200円ほど値幅があります。そのあたりが当面の上げ値チャレンジの目標で、そこを上抜けると新値挑戦になる感じです。

<3> 業績

7417 南陽 通期決算情報
7417 南陽 四半期決算情報

4~6月期の業績は過去最高レベルに良いですね。営業利益より経常利益が高いのは、受取利息&配当金や為替差益が乗っています。
直線で伸ばせば、今期は過去最高業績だった2019年3月期をクリアする勢い。
EPSが350円に到達すると、配当利回りが5.5%まで上昇します。

<4> プライム上場基準に向けて

東証スタンダート上場銘柄で、プライム昇格可能な基準に到達するまで、どのくらいの株価アップが必要になるか計算してみましょう。※プライム昇格を目指しているかは不明です。

現在の水準
株価1,901円(8/26終値)=時価総額 125.8億円÷発行株式 661.5万株
株主数 6,361名 (会社四季報夏号より)
流通株式比率 65.9%= 435.9万株 (会社四季報夏号より)
流通株式時価総額 82.9億円 

プライム基準は「流通株式時価総額100億円以上」のみ未達成。既に十分に高い流通株式比率を固定すると株価は現在より30%くらい上げる必要があり、おおよその目標株価は2,500円になります。EPSが350円になるとPERが約7倍なので、十分に達成可能な水準だと思います。
年内業績がこのままの勢いで好調で、下落相場に連れられずに上昇トレンドに乗せることができれば、プライム上場のチャンスがあるんじゃないでしょうか。

<5> 売買戦略

来週は下落相場想定なので、急いで買う必要はありません。さらに、最大の材料になりそうな業績上方修正&増配は10月以降になるでしょうし、年2回の配当は中間(9月末)15円固定で期末偏重なので、すぐに上がらないでしょう。

エントリー基準 1,800円未満
第一利確  2,100円
第二利確  2,300円
最終目標  2,500円
損切ライン 1,660円※
※配当利回り5%になる株価水準なので、そこを割っても腹を括って長期保有するのがおススメ。

最後になりましたが、実は100株保有でクオカード(1000円分)が期末に貰えます。なので、現物で100株を安く買って放置するのが一番楽ちんですな(*´ω`)個人的には現物で100株買って、安くなれば信用で買い増すかもしれません。

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