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企業研究(41) 3994マネーフォワード/会計テックの代名詞銘柄だが年度はまだ赤字(´Д`) ほとんど海外企業ですわ。

企業研究連投です。やるときに纏めてやるのが企業研究!

■3994マネーフォワード 東証1部 8,320円 (8/27終値)

有名な会計テック銘柄ですな。「会計テック」って言葉、ないかもしれないけど、それがシックリくる。法人向け会計・人事クラウドと個人向け家計簿アプリの2本立て。なんで東証1部なんだろう、プライム市場に適合するとは到底思えないんだけど。ニュース検索したら21年6月にマザーズから市場変更になってるな。まぁいいか。8,000円台って結構な値がさですな。

なんで企業研究で取り上げようと思ったかというと、投資顧問会社からのネタ提供なんですが、信用売り残が大きくて今後踏み上げの期待があるとのこと。確かに下表(株探より抜粋)のとおりに8/20時点は信用倍率は0.38とかなり低水準で売り残も34万株なら、値上がりの局面ではまぁまぁの規模の買い圧力が期待できますかね。でも明日は8/30だな。10日も経ってる。

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8/3に直近安値の6,290円をつけてるからその前後で信用売りが大量に出て、8/16~20に一部買い戻しされてる感じかな。でもその期間は株価下落してるんだよな。うーん、リンクしない。株価が上がったのは8/23(月)なんだが。

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8/23(月)は確か日経平均で500円近く上げたんだっけ。その時に売り残もさらに相当減らして信用倍率は普通に戻ってる可能性があるね。出来高は8/17と8/23が多い。うーん、値上がりで踏み上げる局面は終わってんじゃないのかな。

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なんとなくわかった。

最近よく会社四季報で海外株主比率をチェックしているんですが、MFさんは会社四季報21年夏号では43.3%。浮動株のほとんどは海外の機関投資家が保有してますね。なので、8月の一大イベントであった海外投資家の売り浴びせの対象になって8月入ってすぐに空売りが始まったんですが、タイミングよく8/6に500万株の海外公募を発表して一時STOP高となり、海外勢は腰を折られた格好で買い戻しに走ることに。結局右往左往した結果、株価は上がって先週8,000円台に乗せましたとさ。

要するにだ。

海外勢はこの銘柄が基本好きなのよ。会計テックなのか金融テックなのかはわからないけど、前年度までの業績が赤字続きでも保有しているってことは将来性を買ってるってことでしょ。確かに売上高の伸びは凄いし、利益も1Qは黒字化しているから、今年度通期で黒字転換する可能性もあるよね。事業的には今は積極投資で販促と人件費が嵩んで赤字を垂れ流してるけど、多分潜在的な利益率ってバカ高いと思うんですよね。だから海外勢の好みにぴったりで買ってるんでしょうな。

ただ、だよ。

なんか買う気にならないんだよね。まず東証一部なのに赤字なのが気に入らない。まだ早いよ一部は。8,000円台の株価とセットで身の丈に合っていない上下の服を着ている感じがして嫌。次に海外比率43.3%ってそれは海外企業だよ、日本企業じゃない。しかも、赤字のくせに海外公募とかなんか透かしてんな。これは言い掛かりもいいところだけど、気に入らない銘柄には愛着が湧かないから仕方ないね。

結論。買いません。

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