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企業研究(114) 3150 グリムス/節電ソリューション企業かな?

こんばんは。今日はクーラーがいらないですね。少し蒸し暑いので、扇風機を強めに回してます。

3150 グリムス<P>

株探基本情報(22/7/15)

中小製造業などへ電力削減提案、電子ブレーカー販売。太陽光発電設備や電力小売り事業など。

<1> ファンダメンタル

PERは高め。利回りは低め。PBRが高いのは総資産が少ないからですね。その代わり資産効率指標(ROE/ROA)が高いので、時価総額が300億円中盤の小型~中型の間くらいの規模ですが、海外株主比率が14.3%と比較的高め。特にBNYメロンが21年11月から買い増ししていますね。
基本は黒字で業績拡大を継続しているので、利益剰余金も積みあがりつつあり、財務状況も悪くないという感じです。

<2> 株価推移

3150 グリムス 週足株価チャート

昨年8月の前期1Q決算発表で業績好調と増配を発表してから、昨年9月の高値3,205円をつけて、その後は10ヵ月下げ続けています。
海外大手に空売りを浴びせられているわけではないので、材料が出ない限りはまだ手を出してはいけない感じでしょうか。

<3> 業績

3150 グリムス 通期決算情報
3150 グリムス 四半期決算情報

なんか赤字の四半期があるのは、電力小売りの調達価格の関係なのかな?
前2四半期は経常益よりも最終益が高いので、株売却と特益が乗っている模様です。その影響もあって、今期見通しは売上高・営業益・経常益は過去最高ですが、最終益は前期を割り込んでますね。

<4> 国策「節電」の影響

岸田政権の政策で株式市場に好影響があるのは「節電」くらいかなと思いますが、エネルギーコストソリューション事業の主な中身は、電子ブレーカーやLEDなどの物販が中心なので、あまり政策による影響(補助金など)はないかなと思います。
ただ、コストコンサルの顧客基盤が5万社あるようなので、節電ソリューションの幅が広がれば業績拡大が続くはずです。

<5> 売買方針

特に売買する予定はないのですが、もしかしたら突風が吹いて値上がる局面があるかもしれないので監視はしましょう。

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