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決算プレイ推奨 6651 日東工業<売り>

こんばんは。今日はコナミでコンバットで汗をかいてぐったり、夕寝していました。決算プレイで売り推奨銘柄。

6651 日東工業<P>

株探基本情報(22/11/4)

電設資材の配電盤・キャビネット大手。株主還元強化とROE引き上げを目的に、今期より配当性向を100%に引き上げ。

決算プレイ推奨理由

① 1Qの業績が悪い

6651 日東工業 四半期決算情報 by 株探

22年4~6月期は、売上高は対前年増ですが、利益段階で全て大幅減益になっています。決算短信や四半期報告書を読むと、「原材料高騰の影響」と書いています。以下、セグメントごとの状況。

セグメントごとの事業内容がよくわからないんですが、①と③が製造事業なので特に原材料高騰の影響を受けているようです。基本は高圧受電設備・分電盤等の電路資材、情報通信関連資材を取り扱っているので、原材料って鉄や非鉄金属、プラスチックとかなのかな? この辺はよくわからんです。

鉄や非鉄金属は、4~6月に高騰して、それ以降は少し落ち着いている感じなので、2Q以降は原価率は改善してくるんじゃないでしょうか。多分。それにしても、原材料価格の高騰をもろに受ける調達の仕組みってことでしょう。
だいたいざっくり、2Q単体で営業利益が10億円強くらいまでに回復すると思います。

② 中間配当の引き下げリスクが高い

現在の資本政策が、儲かった利益を全て株主に配当で還元し、それ以外の利益処分を含めて自己資本の規模を減らしていくという感じだと思うんですが、配当性向100%であれば中間配当は上期利益に連動させるのが筋だと思います。

そうなると、上期業績着地見込みが営業利益15億円、経常利益25億円、純利益15億円くらいだと思うので、上期EPS=中間配当は40円(予定は88円)。期末も完全回復とはいかないだろうから、年間配当は100円くらいがよいところではないでしょうか。

ただ、「配当性向100%」は資本の肥大化を抑えてROEを引き上げることが目的のひとつなので、当初予定通り中間配当88円で出す可能性はありますが、そうなると以降も当初予定通りに出していくことになるので、経営的には良くないと思います。

③ 販売価格転嫁の本格化は23年4月以降か

2022年8月29日に「価格改定のお知らせ」をプレスリリースしていますが、主力商品の値上げ(10~15%)は2023年4月3日からですね。これは多分カタログ価格の話だと思うので、相対価格で提供している大口顧客との価格改定がどうなってるかによりますが、販売価格改定による利益回復の本格化は次年度の話のようです。

売買戦略

目標株価(値下がり水準)

年間配当100円となると、配当利回り6%で1,667円、7%で1,428円。
配当方針見直し前の安値が1,473円(22/4/27)。
もし推奨理由の①~③が成立するなら、現在株価が2,501円なので、STOP安を1~2回かましてもおかしくない。値幅としては十分ですな。100株でも5~10万円くらいの利益が出そう。

普通に考えて業績でプラス材料が出る可能性が極めて低いので、ローリスクハイリターン案件のような気がします。

売買方針

まぁ、月曜日寄り付いたら、様子を見て信用売り注文を出しましょう。

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